豊洲のたまり水は「地下水」 専門家会議座長
TBS系(JNN) 9月24日(土)18時16分配信
豊洲新市場の一部で盛り土が行われていなかった問題で、これまで東京都は地下の空間のたまり水は「雨水の可能性が高い」としていましたが、分析の結果、地下水であることが明らかになりました。24日豊洲市場の地下空間に専門家会議の平田健正座長らが初めて入りました。
「(異臭は)コンクリート、セメントの臭いだと思います」(専門家会議 平田健正座長)
報道陣も8日ぶりに地下空間に入りましたが、前回とある違いがありました。16日に報道陣が入った際の映像と比較すると、明らかにたまり水が増えているのがわかります。このたまり水に関して、東京都はこれまで「雨水の可能性が高い」としていましたが、平田座長は・・・
「東京都は雨水ではないかと言ったんですが、明確に間違いです。今日の結果を見れば地下水。地下水しかありえない」(専門家会議 平田健正座長)
水のイオン成分を調べた結果、地下水と一致したということです。これまで都議会各派の独自調査でシアン化合物なども検出されてますが、こうした有害物質については・・・
「値に関しては環境基準値満たしていますので、全然問題はないと思っています」(専門家会議 平田健正座長)
また、平田座長は、都が行った地下空間の空気の測定結果を発表。ベンゼンなどの有害物質はいずれも環境基準値未満だったということです。
平田座長は「現実的に今から盛り土し直すのは難しい」としていて、今後、専門家会議で、地下水が表面に出てこないよう完全にコンクリートで覆ったり、換気口をつけて空気を入れ替えたりする案など、具体的な対策について検討する方針です。(24日16:51)
最終更新:9月24日(土)18時43分
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