蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】ホークス ショック一掃快勝!!2016年9月24日 紙面から
◇ソフトバンク8−0西武ソフトバンクは連敗を2でストップ。3回に今宮の2ランで先制し、4回に今宮の2点二塁打などで3点、7回に長谷川の2点三塁打などで3点を加えた。東浜が6イニング無失点で9勝目。西武の菊池は7失点で自身の連勝が10で止まった。 本拠地での連敗ショックを、ソフトバンク・今宮が豪快な一発で振り払った。3回2死一塁。菊池の直球を迷わずフルスイングした。自身初の10号先制2ランが、左翼席に飛び込んだ。 「(天王山は)悔しい連敗だったけど、まだ先はある。残り7試合も全部勝つつもりで戦う。それでも(日本ハムに)負けたら、自分たちの力が足りなかったということ」 腹をくくった今宮が、崖っぷちから押し返した。22日の敗戦後は、西武戦に備えて慌ただしく都内へと移動し、立川市内の宿舎に到着したのは午後11時すぎだった。チームを覆う重苦しい疲労感…。 試合前には工藤監督が「ここからはすべて負けないつもりで、闘志、執念をもって戦おう」と説いた。そして前日までの5試合で3度マルチ安打をマークしていた好調な今宮を、7月26日以来の1番に起用した。「あのホームランでみんなの緊張がとれた」。自らの用兵もはまり、工藤監督の声も弾んでいた。 今宮と菊池は同学年。ともに甲子園を沸かせたライバルだ。センバツで2三振を喫し、夏は延長戦で負けた。ともにドラフト1位でプロ入りし、昨年まで通算24打数6安打。今季は今回が初対戦だったが、初本塁打に続き4回2死満塁でも左翼線へ貴重な2点適時二塁打を放った。5点リードの7回にも先頭で右前打。今季4度目の猛打賞、3度目の4打点。チームを生き返らせたヒーローはこう言った。 「野球は何が起こるか分からないスポーツ。僕らは勝つことしかできない」。日本ハムは敗れた。24日の両チームの結果次第では、逆マジックが点灯する。抜きつ抜かれつのデッドヒート。そう何が起こるかは誰にも分からない。 PR情報
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