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【プロ野球】

筒香、満塁弾&ソロでG倒!! ベイ6発で2位浮上あきらめん!!

2016年9月24日 紙面から

巨人−DeNA 7回表2死満塁、筒香が右越えに41号満塁本塁打を放つ=東京ドームで(河口貞史撮影)

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◇DeNA12−4巨人

 DeNAが6本塁打で12点を奪い、4連勝を飾った。2−4の6回にロペスの2ランで追い付き、7回に白崎のソロと筒香の満塁本塁打で勝ち越した。9回にもロペスと筒香が連続本塁打を放った。巨人は田口が崩れた。

 今季覚醒したホームランバッターにとっても未体験の当たりだった。DeNAの筒香が9回2死に42号ソロ。巨人・中川の内角高め、144キロの真っすぐを強振すると、打球は高々と上がり、左翼席最前列に飛び込んだ。

 「自分の中でも初めての感覚だった」と珍しく少し戸惑いながら振り返った。プロ初登板の左腕相手に「見ても分からない。どんどん振っていこう」と初球からフルスイング。ファウル、ボールの後の3球目を、この日2本目となる驚きのアーチにつなげた。

 1本目はいつも通りの感触だった。1点リードの7回2死満塁。「前のバッターが必死になってつくってくれたチャンス。ただ打席で強いスイングをするだけ」。宮国の初球、133キロの甘い変化球を完璧にとらえ、バックスクリーン右へ。勝利を決定付ける41号グランドスラムとなった。

 トップに立つタイトル争いで一気に2本塁打、5打点を積み上げ、試合のなかったヤクルト・山田に4本、7点の差をつけた。打撃2冠をグッと引き寄せても、今まで通り「自分の数字はあまり意識しない」と素っ気なかった。

 プロ7年目で初のAクラスを決め、さらに上が見える。「2位を狙うなら勝つしかない」。巨人を6発で粉砕し、2・5ゲーム差。24日も勝てばさらに視界が開けてくる。残り3試合、ひたすらチームのためにバットを振る。 (小林孝一郎)

 

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