【ソウル=小倉健太郎】韓国サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火事故問題で、従来端末と交換で消費者に渡した安全対策済みの端末が異常放電を起こしていたことが23日分かった。韓国YTNニュースによると充電残量が不自然に急減した事例が少なくとも3件あり、発熱した端末もある。サムスンは「原因を調査中だが電池の問題ではない」としている。
ノート7は8月19日に発売したばかりの最新機種。事故を受けて世界10カ国・地域で販売を中断し、出荷済みのほぼ全量に当たる250万台を回収中だ。韓国では9月19日、米国では21日から新たなノート7への交換を始めた。