【新アルバムファントーム収録「ともだち」】
【歌詞はゲイ・LGBTを意味】
新曲「ともだち」を聴く前に少し。
昨夜のNHK「SONGS」宇多田ヒカルさんだった。新曲の「ともだち」が、ストレートの同性に恋をしてしまったゲイの気持ちを唄った歌で(番組内で宇多田さん自身が明言)ものすごく共感するものがありました。
— 田中昭全 (@zen916) 2016年9月22日
上のツイートによると、宇多田本人が「ともだち」は同性愛に触れた歌だと明言したとのこと。
【NHKのSONGSでの演奏】
下記がNHKのソングスで披露された「ともだち (tomodachi)」の動画。
PVはまだ公開されていないようです。
宇多田ヒカル 「ともだち」 (1/2) #SONGS pic.twitter.com/4SxdlKzhUK
— phyocc|10/5 大原櫻子武道館② (@phyocc) 2016年9月22日
宇多田ヒカル 「ともだち」 (2/2) #SONGS pic.twitter.com/pvsEuCuski
— phyocc|10/5 大原櫻子武道館② (@phyocc) 2016年9月22日
曲調としてはミドルテンポでタイトな打ち込みに、アコギや・ホーンセクション・マラカスなどが重なり、宇多田ヒカルらしい大人な一曲に仕上がっています。
バックコーラスも良い味出してます。
ちょっと初期の平井堅を意識してるような気がするのは僕だけでしょうか?
宇多田ヒカルがカミングアウト?
海外ではHikaru Utadaのあるツイートが話題に。
@LetsBoyhunt What makes you think I'm "straight"? 😛
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年9月22日
上記のツイッターを簡単にまとめると、
ある女性のファンが「ストレート(異性愛者)の友達に恋をするゲイの歌ってちょっとステレオタイプすぎない?」と宇多田ヒカルにツイート。
すると宇多田ヒカル自身が「なぜ私が"ストレート(ノンケ)"だと思ったの?」と返信。海外ではこれが宇多田のカミングアウトだと話題になっています。
個人的にはこれは宇多田がバイセクシュアルやレズビアンであることを表明したものではなく、「異性愛者と言ったわけではないのになぜストレートだと決めつけたの?」冗談交じりにツイートしたのだと思います。
宇多田ヒカルの出身であるニューヨークでは、今年6月に史上最多の200万人によるLGBTプライドパレードも行われたため、歌詞が影響されたとしてもちっとも不思議ではありません。
まあ真相は宇多田のみぞ知る、というところでしょうか。
「ともだち(tomodachi)」歌詞の感想
歌詞は他の方が既に公開されているので、気になる部分だけ紹介したいと思います。
笑顔観れる 距離に入れる
それだけでいい
友達なら側にいてもおかしくない
君に触れるあいつ見てる
報われない想いばかりが募る夜更けは
どうしたらいい?*1
といきなりノンケの友人に恋するゲイ・レズビアンらしい悩みを吐いています。
サビも
Oh ともだちにはなれないな にはなれないな Oh
Oh なぜならば触りたくて仕方ないから Oh
Oh ともだちにはなれないな にはなれないな Oh
もう君の一番じゃないと意味ないから Oh
かなり悲痛な心の叫びです。
キスしたい ハグとかいらないから
とかもすごくリアル。
一行一行が素通りできません。
上に書いた経緯を見てから、以前「二時間だけのバカンス」について書いた記事を読むと、あながち間違った解釈ではない気がしてきました。
【Hikaru Utadaの大人な新曲】
少し前に「二時間だけのバカンス」と「道」を発表したばかりですが、
今回NHKのソングスで小袋成彬が参加の新曲「ともだち with 小袋成彬」を披露。
また、アメリカではヒッキーがカミングアウトした!?とTwitter上では話題となっていますが、真相はいかがなんでしょうか。
来週発売の新作『Fantome』、必聴です。
新曲「二時間だけのバカンス」の歌詞に関する考察もあわせてどうぞ。
ちょっと大人な逸品を集めてみました。
ビートルズのライブアルバムもぜひ。
*1:「ともだち」作詞作曲:宇多田ヒカル より