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三江線の廃止受け入れ 沿線自治体、バスなど代替交通に

2016/9/24 6:00
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 広島県三次市と島根県江津市を結ぶJR三江線(108.1キロ)の沿線自治体などで組織する三江線改良利用促進期成同盟会は23日の臨時総会で、同線の廃止受け入れを決めた。バスを中心とする代替交通機関に転換することも決定した。今後は西日本旅客鉄道(JR西日本)などを交え、代替交通機関を盛り込んだ地域公共交通網計画などをを早急にまとめる。

 同盟会会長の景山良材島根県美郷町長は総会後に「三江線の存続を断念し、バスなどの代替交通への移行に全力で取り組む」と述べた。沿線自治体などによる第三セクター方式で鉄道を残す案も出ていたが、財政負担が重いため断念した。

 代替交通に関しては国などの支援を視野に入れつつ交通網計画などを策定。具体的な交通手段を決める方針を明らかにした。同盟会は今回の決定を24日にJR西日本に伝え、計画策定への協力を求める。同社は9月末まで廃止届を国土交通省に提出する見込みだ。

 広島県の湯崎英彦知事は代替交通機関について「具体案やバス等の走行環境整備などの検討に早急に取り組む」とコメントした。

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