蹴球探訪
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【首都スポ】関東大学サッカー 来季京都入りの東洋大・仙頭を直撃 1部昇格、プロの世界へエース語る2016年9月23日 紙面から
関東大学サッカーリーグに所属する選手たちの来季プロ入り内定が続々と発表されている。将来有望な選手は1部校だけに限らず、2部の大学にも何人もいるが、そのひとりが東洋大のエースFW仙頭啓矢(4年・京都橘)だ。J2京都加入を決断した2部ナンバーワンのアタッカーは悲願の1部昇格を遂げてのプロ行きを自らに課す。残りのリーグ戦に向けての意気込みや将来の目標などを聞いた。 (取材・構成、関孝伸) −来季からの京都加入が発表されました。京都に決めた理由を教えてください 仙頭「J1のクラブからも誘いがあって迷ったんですけど、J2の京都に決めました。高校(京都橘)時代にお世話になった地に恩返しをしたいということが一番の決め手になりました。京都はボールを大事につなぐサッカーをするので、練習参加したときに自分に合うんじゃないかとも思いました」 −仙頭選手の技術の高さが京都で生きると考えたわけですね。自身のプレースタイルをあらためて聞かせてください 「判断(の良さおよび速さ)と技術(の高さ)で周りを生かしつつ、自分でも得点を狙っていくスタイルです」 −オールラウンドなアタッカーです 「パスもシュートもドリブルもできる選手になることを小さいときから意識してきました」 −進路が内定したことにより、関東大学リーグに完全に集中できます 「2位以内に入って1部昇格を達成したいという気持ちがより強まっています。昇格を絶対に実現させたいと思います」 −1年生のときは1部でプレーしましたが、翌年からは2部で戦ってきました。一昨季は3位、昨季は4位と、過去2年はあと一歩のところで昇格を逃しています。今季は2位と勝ち点4差の3位で折り返しました 「上位とそんなに離れずに折り返せたのは大きいです。前半戦を終えた段階での上位との勝ち点差が過去2年よりも小さいので、今年は可能性が高いと感じています。上り調子ですし、今年こそはいけるという思いでいます」 −リーグ再開後の3試合で2位との勝ち点差は2に縮まっています。首位との勝ち点差は4です 「優勝しての昇格も見えてきました。直接対決で勝てば、少なくとも2位には上がれる差になったので、ここからはとにかく勝ち点を落とさないようにしてやっていきたいと思います。チーム全体のモチベーションが上がっていて、雰囲気もすごくいいです」 −チームの勝利と1部昇格が最優先ですが、仙頭選手としては個人タイトルもほしいところです 「得点王を狙っています。今年は自分が得点を決めることにこだわろうと思っているんです。今はトップと4点差の2位タイ(8ゴール)ですけど、ハットトリックをすれば近づきますし、追いつける範囲内にいます」 −優勝と個人タイトルで大学生活をしめくくれるといいですね。プロに入ってから楽しみにしていることや目標を教えてください 「京都は今、J1昇格争いをしているので、リーグ戦の結果がいつも気になります。J1に上がれなかったとしても、僕が1年でJ1に上げるつもりでいます。J1に上がれたら、セイ(室屋成。明大−FC東京、DF)と対戦してみたいです。セイは同い年ですし、同じ大阪府の出身なので、前から意識してきました。3年前のリーグ戦で明治と対戦したときは、2−3で負けましたけど、僕は先制点を取りました。京都でも1年目からしっかりと活躍して、海外に行けるような選手になりたいです。ただ、一番こだわっているのは日本代表になること。日本を背負うような選手になりたいと思っています。頑張ります」 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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