朝鮮人捕虜の米軍調書発見 労務動員、慰安婦にも言及
2016年6月11日 22:06
太平洋戦争末期に旧日本軍と一緒に行動し、米軍の捕虜になった朝鮮人捕虜の尋問調書が米国立公文書館に保管されていることが11日、分かった。米国での調査で発見した早稲田大の浅野豊美教授(日本政治外交史)が明らかにした。捕虜は日本の炭鉱などでの過酷な労務動員の実態について述べる一方、朝鮮人慰安婦に関しては「志願したか、親に売られた人だ」との認識を示している。
1945年4月11日に尋問の3人分が見つかった。カリフォルニア州にあった秘密尋問所で米軍が尋問した100人から抽出した3人とみられる。
(共同通信)