蹴球探訪
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【ゴルフ】小平、今季初の単独首位発進 今季最少の642016年9月23日 紙面から
◇アジアパシフィックOP・ダイヤモンド杯<第1日>▽22日、大阪府茨木市、茨木カンツリー倶楽部西コース(7320ヤード、パー70)▽曇り時々雨、気温25・3度、東北東4・6メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽132選手(うちアマ12人)▽観衆2204人 ツアー通算3勝の小平智(27)=Admiral=が7バーディー、1ボギーの今季自己最少となる64で回り、今季初の単独首位で発進した。昨秋、日本オープンを制したパッティングスタイルに回帰し、好スコアにつなげた。1打差の2位に今平周吾(23)がつけ、2打差の3位に平塚哲二(44)=甲賀CC=ら6人が続いた。 ◆ショット+小技で7バーディー奪取ショットメーカーの小平が、グリーン上で仁王立ちした。出だしの10番。6メートルのラインを読み切り、いきなりバーディーを奪った。折り返した1番はピン右6メートル、2番は左4メートル、4番では3メートルを悠々と流し込み、8番でも3メートルを沈めた。 「ショットが(チャンスに)つけば、(パットは)必ず入ってくれた」。合計パット数は23。好機を逃さぬ、鮮烈なバーディーラッシュだった。 今季13戦でトップ10がわずか1度。好調のショットの裏で、パットが低調で苦しんでいた。8月にはピン型からマレット型に変えたり、試行錯誤を繰り返したりするうち、「リズムまで悪くなった」と悪循環に陥った。 好転の呼び水となったのは、11バーディーを奪った2015年日本オープン第2ラウンドの映像だった。「腰が入っていなくて、背中が丸まっていた」とパットの構えに修正点を見つけ、先週のANAオープンのラウンド後は日暮れまでパット練習を繰り返した。「アドレスでしっくりくる感覚」を体に染み込ませると、自然と上昇気流に乗った。 トータルドライビング(飛距離とフェアウエーキープ率を換算した順位)は昨季まで3年連続ベスト10。一方、ベテランの谷口には「アプローチがとてつもない。下手くそ」と言われ続けた。ショットが武器の小平に小技が加われば…。 3、7、11、12番では絶妙なリカバリー、アプローチでパーセーブした。パーオン率は61・11%(53位)だったが、「グリーンを外してもボギーを打つ感じはない」と胸を張った。春先、首痛で練習を制限された際、ウエッジだけを磨き続けた。まさにけがの功名だった。 「4日目のバックナインで優勝争いに絡んでいけるように」。進化を遂げた小平の反攻が、幕を開けた。 (松岡祐司) PR情報
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