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【格闘技】

ドラゴンゲート 満員の観衆燃えた

2016年9月23日 紙面から

東京中日スポーツ創刊60周年記念大田区スペシャル8人タッグマッチで勝利し、伊藤総局長を囲みガッツポーズを見せる(前列左から)ドラゴン・キッド、フラミータ、CIMA。後列左は望月成晃=東京・大田区総合体育館で(武藤健一撮影)

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◇東京中日スポーツ創刊60周年記念特別試合

 ドラゴンゲートの秋のビッグマッチ「デンジャラスゲート」が22日、東京・大田区総合体育館であり、大会の後援でもある東京中日スポーツの創刊60周年を記念した特別試合も行われた。主力選手8人が4対4に分かれたタッグマッチで、勝利チームに伊藤憲二総局長から記念のカップが贈られた。

 これぞ一夜限りのドリームマッチだ。CIMA(38)、ドラゴン・キッド(40)、望月成晃(46)のベテラン勢にメキシコから来た21歳のマスクマン、フラミータがカルテットを結成。一方、実力派ユニット・モンスターエクスプレスのリーダー、吉野正人(36)はT−Hawk(26)とビッグR清水(23)を引き連れ、さらにパワーと跳躍力を兼ね備えた“スーパーマン”ピーター・カッサ(32)を仲間に指名してリングに上がった。

 望月が空手仕込みのキックを何発もたたき込めば、カッサはコーナー最上段から複雑なループを描いてシューティングスタープレスを爆発させたりと、8人はそれぞれ得意技を発揮。まるでプロレスのお祭りのようなシーンの連続に、超満員札止め5050人の観客は興奮状態となった。

 15分すぎ、100キロの巨体を生かした清水の体当たりがT−Hawkに誤爆。このところ折り合いがよくなかった両者の亀裂が決定的になったことで、吉野組の動きが悪くなった。キッドがリング上に孤立したT−Hawkに対し、正面から相手の肩に飛び上がってそのまま丸め込む超高難度技・ウラカンラナを決め、3カウントを奪った。勝利チーム賞は代表してキッドに手渡された。

 試合後、望月は「幅広い世代でタッグを組めた。相手も素晴らしい組み合わせで、今のドラゴンゲートを見せられた」と満足そう。チームリーダーのCIMAも「チャンスがあれば、またタッグを組んだり、戦ったりしたい。今後も休むわけにはいかないね」と、記念試合を機にさらに闘いの幅を広げることを約束した。 (大西洋和)

 

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