マツダ社員殺害 同じ寮に住む男を強盗殺人容疑で逮捕

マツダ社員殺害 同じ寮に住む男を強盗殺人容疑で逮捕
広島市の自動車メーカー、マツダの社員寮で、19歳の男性社員が頭などを殴られ殺害されているのが見つかった事件で、警察は、同じ寮に住む20歳の社員の男が、男性を殺害し現金およそ120万円などを奪ったとして、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
今月14日、広島市の自動車メーカー、マツダの社員寮の非常階段の踊り場で、この寮に住む社員の菅野恭平さん(19)が頭などを殴られ殺害されているのが見つかりました。

警察が交友関係を中心に捜査を進めた結果、菅野さんが事件当日、複数のATMなどから現金およそ120万円を引き出していたことがわかり、さらにATMの近くの防犯カメラに、菅野さんが、別の人物が運転する車から降りる様子が映っていたことがわかったということです。

警察は、車の所有者で同じ寮に住む社員の上川傑容疑者(20)から事情を聴いていましたが、菅野さんの頭などを消火器で殴って殺害し、現金およそ120万円と携帯電話を奪った容疑が固まったとして、24日未明、強盗殺人の疑いで逮捕しました。警察によりますと「間違いありません」と供述し、容疑を認めているということです。上川容疑者と菅野さんはいずれも去年4月に入社し、所属する部署は異なりますが、寮の同じ階に住んでいたということです。警察は事件のいきさつなどについて、今後、上川容疑者を本格的に取り調べることにしています。