北九州市 情報公開請求 議員側に慣習的に伝える
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地方議員の政務活動費が各地で問題になる中、北九州市の議会事務局が政務活動費について情報公開請求した報道機関などの名前や内容を、議員側に慣習的に伝えていたことがわかりました。市の議会事務局は不適切な行為だったとして、今後一切行わないとしています。
北九州市の議会事務局によりますと、市議会議員の政務活動費について情報公開請求が行われた際に、議会事務局の職員が請求を受けた議員が所属する会派に対し、請求をした報道機関などの名前や、請求の内容を口頭で伝えていたということです。
北九州市は情報公開請求後に取材対応などが必要な場合もあるため、議員に備えてもらおうと伝えていたということで、少なくとも政務活動費が導入された平成25年3月以降、慣習的に行われていたということです。
北九州市議会事務局の相良明夫総務課長は「情報公開制度の趣旨に照らしても不適切な行為だったと認識している。今後、議員側に伝えることは一切しないようにしたい」と話しています。
政務活動費に関する情報公開請求をめぐっては、議員の不正が相次いで発覚した富山市議会のほか、金沢市議会や鳥取市議会で、議会事務局の職員が報道機関の名前などを議員に伝えていたことが発覚しています。
北九州市は情報公開請求後に取材対応などが必要な場合もあるため、議員に備えてもらおうと伝えていたということで、少なくとも政務活動費が導入された平成25年3月以降、慣習的に行われていたということです。
北九州市議会事務局の相良明夫総務課長は「情報公開制度の趣旨に照らしても不適切な行為だったと認識している。今後、議員側に伝えることは一切しないようにしたい」と話しています。
政務活動費に関する情報公開請求をめぐっては、議員の不正が相次いで発覚した富山市議会のほか、金沢市議会や鳥取市議会で、議会事務局の職員が報道機関の名前などを議員に伝えていたことが発覚しています。