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【大リーグ】

田中、初の1イニング4被弾でも勝った メジャー自己最多の14勝

2016年9月23日 紙面から

レイズ戦の3回、この回に4本塁打を浴び、捕手に声をかけられるヤンキース・田中=タンパで(共同)

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◇ヤンキース11−5レイズ

 悲喜こもごもの白星だった。田中は3回、ともに日米通じて初の3者連続アーチなど4被弾。主要な武器のスプリットとスライダーが思うように変化せず、ぼうぜんと打球の行方を見詰める光景の連続だった。ただ、いずれもソロ。4回以降の3イニングは2安打無失点と持ち直し、結局6イニング7安打4失点。2回までに7点の大量援護もありメジャー自己最長の7連勝、2014年の13勝を上回る自己最多の14勝目をマークした。

 「これだけ打たれたのは初めて。振り返れば、(悪い)スポットのようなものに入っていた。序盤は特に球に切れがなく、それを本塁打された」。時事電などによれば、田中は複雑な表情で語ったが、4回以降は「投げる球を修正した。どうすれば少しでも良くなるかに重きを置いて投げた。何とか立て直してゼロに抑えられたのは良かった」と自己評価した。

 防御率は2・97から3・07となったが、何とかリーグトップをキープ。チームもワイルドカード2位との差を2・5ゲームに縮め、田中は「まだ(試合が)あるから」と手綱を締め直した。

 

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