蹴球探訪
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【プロ野球】日本ハム連勝でM6点灯 大谷、初の中0日強行出場2016年9月23日 紙面から
◇日本ハム5−2ソフトバンク平成のON砲で絶対王者を連破だ。日本ハムが22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に5−2で快勝し、5連勝。優勝マジック「6」が点灯した。大谷翔平投手(22)がプロ入り4年目で初の先発翌日の中0日スタメン出場でマルチ安打を放てば、主砲・中田翔内野手(27)は10試合ぶりの価値ある25号2ラン。いざ4年ぶりの頂点へ。残り7試合、一気に駆け抜ける。 主役が打てば負けるはずがない。大一番で、大谷、中田のON砲がそろってマルチ安打を放ち、絶対王者を撃破。今季136試合目にして待望の優勝マジック「6」がともった。歓喜の中、日本ハムナインは大はしゃぎ。2人の主役も笑顔でハイタッチを交わした。 勝利を引き寄せる大きな2点は、ON砲から生まれた。1点差に迫られた7回1死。大谷が4番・中田へつなぐ思いで必死に振ったバットは真っ二つに折れたが、打球は右前に弾んだ。プロ初の100安打へ王手をかける99安打目となった。 「いい形で翔平がつないでくれて無駄にできない」。後輩の思いに中田も応えた。五十嵐のナックルカーブにしっかりと踏み込む。逆方向へ大きな放物線を描いた打球は、右翼テラス席へ吸い込まれる25号2ラン。「このホームランは大きかったね」と中田。本塁を踏みしめた後、ベンチ前で飛び跳ね、喜びを爆発させた大谷も「すごい大きな追加点になりました」と先輩の一撃に最敬礼だ。 天王山2試合にかける大谷の思いは熱かった。前日に先発で112球を投じて勝利したばかりだったが、「試合に出たい!!」と中0日のスタメン出場を直訴。体調面を考慮し、これまで禁じ手だったが、栗山監督も「きょうは限定的。熱い思いをここで止めてしまうのはダメだ」と、プロ入り4年目で初となる先発翌日のスタメン出場に踏み切った。 そんな指揮官の英断に大谷も応え、頂上決戦に2連勝。23日からは札幌に戻って楽天3連戦が控え、最短なら25日に4年ぶりのリーグ優勝が決まる。「ここからが本当の勝負」と栗山監督。大谷も「残り試合、全部出るつもり。全部勝つつもりで一戦一戦、頑張っていく」と手綱を締めた。悲願のゴールテープを切るまで、全身全霊を込めて突っ走る。 (水足丈夫) PR情報
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