「2016年前半はとにかくウェンブリーに向かってがんばりたい。国内はまだ限られたところにしか行っていないので、もっといろんなところでライブをやりたいと思っています」(YUIMETAL)
「ロンドンは、いつも大きな転機をもたらしてくれる。私たちにとってターニングポイントの場所なのです。だから今度もまた新しい自分たちが見つけられるはずだって確信しています」(MOAMETAL)
「とにかく走りながらメタルを学び、海外遠征でその土地のカルチャーを吸収したりと必死でがんばってきました。私たちの『Road of Resistance』という曲に“君が信じるなら 進め 道なき道でも”という歌詞があるのですが、まさにいまはその言葉どおり。ゴールは見えないけれど、3人にしかできない音楽をいろいろな国、いろいろな人に届けることが目標です」(SU-METAL)
デビューしたころの衣装は、とっくに着ることができない。メンバー3人の身長は、4年間で大幅に伸びた。限界のない伸びしろこそ、若さの特権だ。
2016年もBABYMETALの快進撃は続くだろう。来年のいまごろは、3人で食事をしたり、街を歩いたりすることもままならなくなっている可能性もある。それでもきっと彼女たちは、3人で前を向いて、“その先”へと突き進んでいくだろう。これまで日本人アーティストが辿りつけなかった場所に、彼女たちなら行けるかもしれない。
ベビーメタル
SU-METAL(1997年生まれ・中央)、YUIMETAL(左)、MOAMETAL(右)(ともに1999年生まれ)からなるメタルダンスユニット。2010年の結成以来、あどけないルックスと本格メタルのギャップが人気を呼び、国内外のライブチケットは即日完売の状態。日本以上に、海外での人気が高い。