シリアでは米ロが合意した停戦がやぶれ、20日だったかの安保理会合も短いもので、米ロの相互非難に終わった模様ですが、その米ロは更に外相レベルで、22日停戦を再現する方策について協議した模様ですた、ケリー長官は会合は失敗だったと述べ、国連特別代表も「協議は長く厳しいのもだったが失望させられるものであった」と語った由。
他方、現地ではアレッポの反政府軍支配地域に対する政府軍とロシア軍機の空爆が続き、政府軍はアレッポに対する新たな攻勢を行うと表明している由。
また国連人道援助担当部局では、アレッポに対する人道援助物資はトラックに積み込まれているが、シリア政府からの許可がなかなか出ないうえに、現地では激しい戦闘が続いていて、当面アレッポ向けの援助の輸送開始は困難であるとしている由。
取り敢えず米ロシア等の動きを中心に、シリア情勢について次の通り
オバマ大統領はvanity fairの22日でのインタビュー記事で、シリア問題はいつも念頭にあり、30万人を越える死者、数百万の難民は常に心を痛めているが、シリア問題の解決に対する魔法のような方法はないとして、彼の政策に対する多くの批判を拒否した。
多くの論者が、彼は断固とした政策をとらずに、問題を先送りにしてきたと批判していることについて、彼自身が抑圧政権と呼ぶアサド政権に対する反政府軍に対する軍事援助を十分しなかったこと、アサド政権が毒ガスを使ったことが明らかとなり、彼自身がred line と呼んだ一線を越えた行動に対して、空爆をしなかったこと等について、その当時そのようにしていれば、事態が大きく変わったかどうか疑問があるとして、何か事件があると大統領には複数の選択肢が示されるが、その中で最善と思われる選択をしてきたと語った由。
そして、オバマはそういう時にはいつも、チャーチルやアイゼンハワーであったならどうしたであろうかと自問して来たと語った由。
http://www.alquds.co.uk/?p=602165
・NYでのシリア問題に関する国際会議について、ケリー長官は失敗であったと語った。
会議では米ロの合意した停戦の監視にあたる国の数を拡大し、国連お傘下に置くことが議論されたが、消息筋によるとこの案は仏から提案された由。
また消息筋によると、米ロが激しく対立したのは、政府軍の飛行禁止の期間で、米国が政府軍機は7日間飛行を差し止められるべきだとしたのに対して、ロシアは3日で十分だとした由。
またケリー長官が、ロシアと政府軍は真面目に停戦に取り組むべきで、単なる紙の上の合意では意味がない、として軍事行動の停止を求めた由。
・他方、ロシア外相は停戦は双方の当事者が、軍事活動を停止する必要があるとして、反政府軍の停戦違反を非難し、米国の圧力を要請し、ケリーが提案した、アレッポ上空の飛行禁止案は、現実的ではないとしてこれを拒否した由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/09/22/روسيا-ترفض-طلب-كيري-وتصفه-بالـ-غير-عملي-.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/9/23/كيري-اجتماع-نيويورك-فشل-في-إعادة-إرساء-الهدنة-بسوريا
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/09/22/اجتماع-دولي-جديد-حول-سوريا-في-نيويورك-اليوم.html
・他方ロシアとトルコの国防相が15日、双方の空軍が衝突の危険性を避けるための協力について合意したことを踏まえ、双方の軍は、衝突回避の議定書を用意し、また一方が作戦中の空域には他方の航空機は入らないとの紳士協定も用意している由。
また、双方の危険回避の具体的措置として、両参謀本部間にホットラインを設置することについても合意した由。
また正式の文書による合意と合わせて、既に口頭での合意の実施も進んでいて、トルコはその作戦に関する情報をロシアに提供し、ロシアもトルコ国境には近づかないようにしており、特に前に事件(トルコ軍機によるロシア機の撃墜事件)のあったハタイ県については非常に慎重にしている由
http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-russia-in-deal-over-syrian-airspace.aspx?pageID=238&nID=104173&NewsCatID=352
他方、現地ではアレッポの反政府軍支配地域に対する政府軍とロシア軍機の空爆が続き、政府軍はアレッポに対する新たな攻勢を行うと表明している由。
また国連人道援助担当部局では、アレッポに対する人道援助物資はトラックに積み込まれているが、シリア政府からの許可がなかなか出ないうえに、現地では激しい戦闘が続いていて、当面アレッポ向けの援助の輸送開始は困難であるとしている由。
取り敢えず米ロシア等の動きを中心に、シリア情勢について次の通り
オバマ大統領はvanity fairの22日でのインタビュー記事で、シリア問題はいつも念頭にあり、30万人を越える死者、数百万の難民は常に心を痛めているが、シリア問題の解決に対する魔法のような方法はないとして、彼の政策に対する多くの批判を拒否した。
多くの論者が、彼は断固とした政策をとらずに、問題を先送りにしてきたと批判していることについて、彼自身が抑圧政権と呼ぶアサド政権に対する反政府軍に対する軍事援助を十分しなかったこと、アサド政権が毒ガスを使ったことが明らかとなり、彼自身がred line と呼んだ一線を越えた行動に対して、空爆をしなかったこと等について、その当時そのようにしていれば、事態が大きく変わったかどうか疑問があるとして、何か事件があると大統領には複数の選択肢が示されるが、その中で最善と思われる選択をしてきたと語った由。
そして、オバマはそういう時にはいつも、チャーチルやアイゼンハワーであったならどうしたであろうかと自問して来たと語った由。
http://www.alquds.co.uk/?p=602165
・NYでのシリア問題に関する国際会議について、ケリー長官は失敗であったと語った。
会議では米ロの合意した停戦の監視にあたる国の数を拡大し、国連お傘下に置くことが議論されたが、消息筋によるとこの案は仏から提案された由。
また消息筋によると、米ロが激しく対立したのは、政府軍の飛行禁止の期間で、米国が政府軍機は7日間飛行を差し止められるべきだとしたのに対して、ロシアは3日で十分だとした由。
またケリー長官が、ロシアと政府軍は真面目に停戦に取り組むべきで、単なる紙の上の合意では意味がない、として軍事行動の停止を求めた由。
・他方、ロシア外相は停戦は双方の当事者が、軍事活動を停止する必要があるとして、反政府軍の停戦違反を非難し、米国の圧力を要請し、ケリーが提案した、アレッポ上空の飛行禁止案は、現実的ではないとしてこれを拒否した由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/09/22/روسيا-ترفض-طلب-كيري-وتصفه-بالـ-غير-عملي-.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/9/23/كيري-اجتماع-نيويورك-فشل-في-إعادة-إرساء-الهدنة-بسوريا
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/09/22/اجتماع-دولي-جديد-حول-سوريا-في-نيويورك-اليوم.html
・他方ロシアとトルコの国防相が15日、双方の空軍が衝突の危険性を避けるための協力について合意したことを踏まえ、双方の軍は、衝突回避の議定書を用意し、また一方が作戦中の空域には他方の航空機は入らないとの紳士協定も用意している由。
また、双方の危険回避の具体的措置として、両参謀本部間にホットラインを設置することについても合意した由。
また正式の文書による合意と合わせて、既に口頭での合意の実施も進んでいて、トルコはその作戦に関する情報をロシアに提供し、ロシアもトルコ国境には近づかないようにしており、特に前に事件(トルコ軍機によるロシア機の撃墜事件)のあったハタイ県については非常に慎重にしている由
http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-russia-in-deal-over-syrian-airspace.aspx?pageID=238&nID=104173&NewsCatID=352