インド 陸軍基地襲撃され17人死亡

インド  陸軍基地襲撃され17人死亡
インド北部のジャム・カシミール州にあるインド陸軍の基地に、18日朝早く銃などで武装したグループが侵入して、軍との間で銃撃戦になり、これまでに兵士17人が死亡しました。
インド北部のジャム・カシミール州にあるインド陸軍の基地で、18日朝早く、銃などで武装したグループが侵入し、兵士との間で銃撃戦になりました。インド軍によりますと、銃撃戦は数時間にわたって続き、これまでにインド軍の兵士17人が死亡し、武装グループの4人を殺害したということです。インド軍は、基地の中に武装グループのほかのメンバーが潜んでいないか捜索を続けています。
インド軍によりますと、武装グループは、現地時間の18日朝5時半ごろ、日勤への交代の時間帯に侵入したということで、インドのシン内相は、事件の対応に当たるため、18日出発する予定だったロシアとアメリカへの訪問を延期すると発表しました。
パキスタンとの国境に近いインド北部では、ことし1月、空軍基地が武装グループに襲撃され、兵士など7人が死亡したほか、この1か月ほどの間にもインドの治安部隊と武装グループなどとの衝突で80人近くが死亡しています。インドと隣国のパキスタンは、カシミール地方の領有権をめぐって、長年対立を続けていて、今回の事件が、両国の関係に悪影響を与えるのではないか懸念されています。