ウズベキスタン大統領選 議会第1党が大統領代行を候補に推薦

ウズベキスタン大統領選 議会第1党が大統領代行を候補に推薦
中央アジアのウズベキスタンで、カリモフ大統領の死去に伴い12月に行われる大統領選挙で、最も有力な候補と見られているミルジヨエフ大統領代行が議会の第1党によって大統領候補に推薦されました。
ウズベキスタンでは、強権的な手法でみずからに権力を集中させ25年間大統領を務めたカリモフ氏の死去に伴う大統領選挙が、ことし12月4日に行われることになっています。

現地の選挙管理委員会は16日、ミルジヨエフ大統領代行が議会下院で最大勢力を占める「自由民主党」によって大統領候補に推薦されたと発表しました。
ミルジヨエフ氏はカリモフ氏の葬儀委員長を務めたあと、上下両院の合同会議で大統領代行に任命されていて、今回、議会第1党の推薦を受けたことで、12月の大統領選挙での当選が最も有力と見られています。

一方で、ウズベキスタンではカリモフ氏の死去に伴う国内の派閥争いが激しさを増すことや、隣国アフガニスタンからイスラム過激派が流入することが懸念されていて、今後、大統領選挙を経て権力の移行が円滑に行われるのか注目されています。