HOME> ニュース> 最大1,200VAのピュアな電源を供給する。ラックスマンのクリーン電源システム「ES-1200」が10月下旬に発売
2016年9月23日/StereoSound ONLINE編集部
ラックスマンから、新開発のクリーン電源システム「ES-1200」が発表された。定価¥580,000(税別)で、10月下旬に発売される。
ES-1200は、家庭用AC100Vの電源を新開発のサイン波形差分同期補正回路 (シンクロナイズド・デルタ・コレクター・サーキット) により低歪化し、最大1,200VA (内部損失分含む) までのクリーンな電源電力を供給できるという。
最近は家庭用電源にも様々なノイスが含まれており、ピュアな信号増幅を目的とするオーディオ機器にとって無視できない要因になっている。ES-1200は、入力された電源波形を内部に記録した50kHz/16ビットのPCMによるデジタル基準波形と比較し、理想的なサイン波となるよう高精度に補正を行なうことで、それらを解消してくれるのだ。
その際の補正処理は電源のコールド (NEUTRAL) 側でのみ行ない、ホット (LIVE) 側の入出力間には、トランス類をはじめ直列に挿入される部品がまったく存在しないダイレクト・カップリング方式を採用することで、音楽信号や接続されるオーディオ機器のトランジェント特性を損なわない高速応答性を実現しているそうだ。
なおES-1200は、9/30(金)から開催される「2016東京インターナショナルオーディオショウ」でも出展されるそうなので、会場にお越しの際はぜひ同社ブースで確認していただきたい。
ES-1200の主な特長
●電気回路
・最大1,200VAの大容量出力 (内部損失分を含む)
・サイン波形差分同期補正回路を採用
・電源波形比較用にPCM 50kHz/16ビットのデジタルデータを内蔵し高精度の差分演算を実現
・電源のホット (LIVE) 側入出力間に直列に挿入される部品が存在しないダイレクト・カップリング方式を採用し、負荷変動への高速応答性を実現
・電源周波数50Hz/60Hzに追従する自動切り替え機能
・出力電源波形の歪率は0.1%以下を達成
・補正電圧作成のために高精度パワー素子を6パラレル接続
●機能、機構他
・超高効率電源回路を搭載し、軽量サイズの筐体を実現
・パナソニック製ホスピタルグレードのACアウトレットを8出力装備
・一定内部温度以上で動作する強制空冷用の静音ファン
・出力VA表示用の8段階LEDバーメーターを搭載
・7セグメントLEDによるマルチファンクション・ディスプレイを搭載
・インシュレーターには外来振動を排除し、共振が起こりにくいグラデーション鋳鉄製レッグを装着
・金メッキと非磁性処理を施したACインレット
・電源ケーブルには3.5スケア・ノンツイスト構造の極太ケーブルが付属
・プレミアム延長保証適用で無償保証期間を7年間に延長
ES-1200のスペック
●定格出力容量:1,200VA (内部損失分を含む)
●入力電圧範囲、周波数:AC90V〜110V、50/60Hz
●出力電圧、周波数:AC100V (固定)、50/60Hz (入力周波数に同期)
●コンセント数:ACアウトレット×8
●寸法/質量:W440×H179×D415mm/17.5kg (本体)
ラックスマン
電話番号:045-470-6980
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