クラウドファンディングサービスKickstarterで出資募集キャンペーンを開始しており、すでに目標とする合計出資額は突破しました。
David Pescovitzは、カール・セーガンら当時の天文学者をはじめ宇宙に関わる人たちすべてが込めた夢を再確認し、来年のボイジャー打ち上げ40周年を祝おうという主旨でこのボックスセットを製作したとのこと。
レコード盤は本物とおなじ材質ではなく、プレーヤーで実際に再生しやすいビニール盤に改められています。とはいえ収録している音源はオリジナルとおなじもので、自宅のレコードプレーヤーできちんとそれが再生できることに感慨を覚える人もいるかもしれません。
ボックスセットにはゴールデンレコードの図柄をリアルに再現した原寸大のリトグラフ、収録した音源にちなんだ当時の画像を集めたフルカラーの冊子、音源のデジタルファイル(MP3およびFLAC)ダウンロード権つきプラスチックカードなどが封入されます。
Kickstarterキャンペーンでの、ボックスセットを入手できる出資枠は98ドル(約9800円)から。これより上の出資枠はセット数が多くなるだけで、セット内容は同じものです。
記事執筆時点ではキャンペーン終了まで28日も残しているものの、すでに目標とする合計出資額19万8000ドルはかるく超え、32万ドルに到達する勢い。
クラウドファンディングの性質上、製品が手元に届くまで(2017年8月の計画)は完全には安心できないリスクはあるのの、40年前の宇宙開発時代に心躍らせた世代なら9800円はさほど高い買い物でもなさそうです。