macOS 10.12 Sierraアップグレード後に発生している不具合まとめ。

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 macOS 10.12 Sierraアップグレード後にドライバーやアプリの互換性、Sierraの新機能が原因と考えられる不具合が発生しているようなのでまとめました。詳細は以下から。

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Dropbox

 Sierraアップグレード後にDropboxがエラーメッセージを出し場合が報告されていますが、これに対してクラウドストレージサービスを提供しているDropbox, Inc.は同社のMac用クライアントDropbox.appがAppleのiCloudの機能と競合する場合があるとしてサポートページを公開しています。

ディスプレイ

 AppleはSierraでいくつかのGPUドライバをアップデートしていますが、これに伴いEl Capitanでは選択できていたディスプレイ解像度が選択できない、HDMIポート搭載のTVモニタが利用できない等の不具合が出ているようです。

Logitechマウス

 MacRumorsやSupport Forumなどによると、Logitech(ロジクール)の入力デバイス用ユーティリティ「Logitech Control Center」アプリがSierraで一部動作せず、M705やMXなど特定のマウスで「戻る」や「進む」といった機能やスクロールが不安定になるという報告がされているそうです。

Safari

 AppleはSierraに新しいSafari v10を同梱していますが、このSafari v10を利用しているとCPU使用率が上がり暴走するという不具合を一部のユーザーが報告しており、Community SpecialistsがSMCリセットを求めていますが解決していないようです。

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プリンター&スキャナ

 キヤノンなどの複合機のドライバーがSierraに対応しておらず利用できない他、既にサポートページを公開していた通りPFUのScanSnapとプレビューアプリ間で不具合があるそうです。

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Time Machine

 この不具合が一番厄介かもしれませんが、Apple Support Communitiesなどによると、一部のユーザーがTime Machine(Time Capsule)でバックアップが終了しないと報告しているので、余裕があればアップグレードの際は別のバックアップも取っておくことをお勧めします。

 Appleは既に開発者およびPublic Betaユーザー向けにmacOS Sierra v10.12.1を公開しているので、急ぐ理由がない方はそのアップデートを待つのもいいかもしれません。