これまではFacebook MessengerであれSkypeであれ、独自の通話、着信UIを用意する必要がありました。しかしこの状況ではアプリごとに使い勝手が違ってしまい、ユーザーがそれぞれの操作にいちいち慣れなければなりません。また、ロック画面で着信が入ったときも、それを受けようとしてロックを解除したら通話が切れてしまうといった現象もよくありました。
CallKitを利用すれば、発信時は通話相手を長押しすれば、標準の電話またはVoIPアプリから掛けるのかを選択可能です。一方、着信時は標準の電話アプリのUIでそのまま受けることができるようになります。VoIPアプリあてにかかっている場合はアプリ名が発信者の名前の下に表示されます。VoIPユーザーなら標準の電話と同じように受話操作ができるだけでも、利便性の向上を実感できそうです。
ちなみに、9月22日には楽天のVoIPアプリ Viber がCallKit対応版をリリースしました。Skype、LINEは記事執筆時点でまだ対応していません。