Facebookが、iOS 10の新機能Callkit対応版のMessengerアプリを公開しました。CallKitを使うことにより、iPhoneが標準で備える電話アプリと同じUIでMessengerの音声通話機能が利用できるようになります。また着信時は呼び出し人の名前の下にMennsengerアプリへの着信である旨を表示します。

CallKitは、iOS 10の新しい機能のひとつで、Siriをサードパーティに開放したSiriKitと同じく、アプリ開発者にiPhone標準の電話アプリのフレームワークを利用可能とするものです。

これまではFacebook MessengerであれSkypeであれ、独自の通話、着信UIを用意する必要がありました。しかしこの状況ではアプリごとに使い勝手が違ってしまい、ユーザーがそれぞれの操作にいちいち慣れなければなりません。また、ロック画面で着信が入ったときも、それを受けようとしてロックを解除したら通話が切れてしまうといった現象もよくありました。

CallKitを利用すれば、発信時は通話相手を長押しすれば、標準の電話またはVoIPアプリから掛けるのかを選択可能です。一方、着信時は標準の電話アプリのUIでそのまま受けることができるようになります。VoIPアプリあてにかかっている場合はアプリ名が発信者の名前の下に表示されます。VoIPユーザーなら標準の電話と同じように受話操作ができるだけでも、利便性の向上を実感できそうです。

ちなみに、9月22日には楽天のVoIPアプリ Viber がCallKit対応版をリリースしました。Skype、LINEは記事執筆時点でまだ対応していません。
Facebook Messenger、iPhone標準の電話UIで通話可能に。iOS 10の新機能Callkitに対応
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