フライパンひとつでなんでも作るよ
ここの所で、休日中は自炊することが多い。外食ばかりをしていると飽きてしまうし、お金や健康の問題がある。とはいえ、うちの狭いキッチンには一口IH、流し台、ミニ冷蔵庫があるだけで、電子レンジもないし、まな板の置き場所を確保するのも一苦労。
そんな劣悪な調理環境下においては、フライパンひとつでなんでも作れるようになってくる。中華料理屋が中華鍋ひとつでなんでも作るように、ゆで卵や味噌汁はもちろん、カレーだって揚げ物(揚げ焼き)だっていける。なかでも、肉野菜ごま油炒めのフライパンのままスープを作る味噌ラーメンが好きだ。
野菜たっぷり味噌ラーメンの気分
まな板を用意するのも面倒なので、キャベツ・ピーマン・ニラなんかは手で千切ったり、もやしをよく使う。大根や人参のときは果物ナイフで切っているけど、あらかじめ切られたものを買ってきてもよいだろう。家飯のメリットは気兼ねなく沢山の野菜を食べられることなのだけど、野菜300gは1食で突破できるのが望ましい。
豚ひき肉とニンニクをごま油で炒めて、匂いが出てきたら野菜を投入。ジャージャーと炒めて、野菜がしんなりしたら料理酒で溶いた味噌ラーメンスープの元を投入。野菜からでた水だけだと濃すぎるので、味を見ながら水や醤油で調整。生麺の場合は別鍋で麺を茹でるようにしているけど、インスタント麺ならフライパンでそのまま茹でてしまって大丈夫。
味噌と肉と野菜は偉大
炒め汁をそのままスープにすることで、野菜から流出してしまったビタミンやミネラルも回収できるし、味に深みがでる。今回はスープの元を使ってしまったけれど、ラードと味噌と出汁粉の合わせ調味料でも十分に美味い。醤油ラーメンスープをいちから作るのは大変だけど、味噌ラーメンスープは結構なんとかなる。豚汁感覚。
回鍋肉もよく作る。回鍋肉は手で千切った野菜と豚細切れ肉に、味噌と豆板醤の合わせ調味料。味噌と肉と野菜があれば、調理環境が悪くても簡単になんでも美味く作れるし、沢山の栄養が取れるのでよい。結局、男は甘辛く炒めた豚肉と野菜には抗えないのです。
- 作者: 福澤徹三
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