余り贅沢は言えないのだが、いつも宣伝戦略には悩まされる。
特に、僕自身を使う場合。
別に宣伝費が足りない!とか媒体増やせ!こうしろああしろ!とか勝手なことを言うつもりはない。
ただ作品にとってのネガティヴキャンペーンはやめてほしいだけだ。
特に、僕自身を使う場合。
『フラクタル』の特番で吹奏楽を指揮したが、あれ、何の意味があったのだろう?
あれで『フラクタル』観たい!と思う人間、いたか?
『私の優しくない先輩』で「ヤマカン・ダンスナイト』なるイベントをUDXでやったが、え?これオタク層に売りたいの?
女子をキュンキュンさせたいんじゃないの?
意図が良く解らなかった。
『WUG』でも、山本寛アワーとか、でてこいやー!とか、さすがに宣伝材料がなかったから了承したが、案の定こびり付いた「ヤマカン」色が邪魔で、今苦しんでる。
想定してなかったのかねぇ。
とある作品では、「触って触って何でしょね?」のコーナーの中身に入れと言われた。
もちろん断ったけど、誰が見たいのそんなの?
俺何科何類なの?
役者や、役者や、お笑い芸人や、タレントなどが監督する時もそうだけど、監督をタレントのように作品の宣伝戦略に乗せるのは、完全に間違いだと思うの。
宣伝の人間はノリで適当に決めるヤツが多いが、そんなのプラスにはならない。作品は監督のタレント営業ではない。
それは「監督個人のタレント活動」とは全然違う。
ましてや、人気者ならまだしも、俺だよ?
宣伝会議で絶対言ってはいけない言葉がある。
「やらないより、やった方がマシ」
僕と作品をこれ以上傷つけないためにも、どうか解ってください。