荒木飛呂彦さんデザインのお守りが完成(写真付)

2016年09月22日 19時08分 ニュース, 社会


人気漫画家の荒木飛呂彦(あらき・ひろひこ)さんが世界遺産「熊野古道」とスペインの姉妹道「サンティアゴ巡礼道」をデザインしたお守りが完成し、きょう(22日)、熊野本宮大社でお披露目されました。

きょうお披露目されたお守りを持つ荒木さん(右)と九鬼宮司(9月22日 熊野本宮大社)

きょうお披露目されたお守りを持つ荒木さん(右)と九鬼宮司(9月22日 熊野本宮大社)

荒木さんは「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」で知られる人気漫画家で、10数年前に取材で熊野古道を歩いて以来、何度か熊野本宮大社を訪れた縁で、九鬼家隆(くき・いえたか)宮司が荒木さんにデザインを依頼しました。

新しいお守りは「和(わ)の守(おまもり)」と名付けられ、緑色を基調にした、縦9センチ横6センチのお守りで、世界の人々が「和合」するようにとの願いが込められています。

片面には熊野古道と熊野を象徴する「八咫烏」、反対側にはサンティアゴ巡礼道とその象徴の「貝殻」が描かれています。

きょうはお披露目に先立って祈祷が行われ、荒木さんや九鬼宮司らが玉串を捧げました。

九鬼宮司は「お守りの完成は熊野の新たなスタートだと思っています。お守りを持って頂いて、気持ち安らかに和合、平和の祈りをささげられたらと思います」と話していました。荒木さんは記者会見でお守りをデザインするのは初めてで「大変光栄です。世界のつながり、平和を願っているのと、心の支えとしてお持ちいただければと思います」と話していました。

お守りは初穂料が2000円で、熊野本宮大社だけで1人3体まで授与されます。