こたつねこカフェ

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1986年ハレー彗星の年 「必殺仕事人V 激闘編」第17話

第17話、「江戸の空にハレー彗星が飛ぶ」。


妖しのほうき星が飛んで来て、天変地異が起きると噂になる。
真太郎という子供が、他の子供たちに囲まれていじめられている。
それを見た政は子供たちを叱り、真太郎を助けて送り届けた。

真太郎の母親のお妙は、蕎麦屋で働いており、真太郎に勉学をさせようと塾に通わせていたのだ。
だが真太郎は金持ちの札差の筒見屋の息子がリーダーになって、毎日いじめられている。
お妙がそれを塾長の庄三に訴えても、庄三は筒見屋に塾を立ててもらっている。
それに筒見屋とは、用心棒のような間柄だった。

真太郎は政に懐き、毎日遊びに来るようになる。
故郷は信州で、祖父母がいる。
母親は勉強させようと江戸に出てきたが、真太郎は信州で百姓をやって暮らしたいと言った。

その頃、加代が家の前で足を洗っていると、初老の男が供を連れて通りかかった。
男が加代の足を見ると、加代は金を払えと怒る。
すると、その男は気前良く1両出し、加代に自分に囲われないかと聞いた。
加代は突っぱねたが、男は筒見屋だと名乗り、訪ねてくるように言った。

ある日、政は真太郎に強くなるように言う。
それを聞いた真太郎は何か決心したように、政の家を出て行く。
次の日、いつものように真太郎へのいじめが始まった。
壱は政がお妙親子と親しいのを知っており、真太郎が大変だぞと教えた。

政が駆けつけると、真太郎は筒見屋の息子の竜之介にケンカを挑み、見事に竜之介を負かせた。
倒された竜之介は先ほどの勢いはどこへ、泣き出して家に戻る。
他の子供たちも散り散りになる。
政は真太郎にやったな!と言うと、真太郎もうれしそうだった。

加代が筒見屋に行くと、想像以上にそこは贅沢な暮らしをしていた。
筒見屋は加代の金に対する執着心、がめつさに惚れ込み、加代なら筒見屋を切り盛りできると言った。
やってきたのは息子の竜之介で、竜之介はあからさまに加代をバカにする。
しかし、筒見屋には見慣れない西洋の置物や飲み物があり、ワインを飲んだ加代はそこで奥様として暮らす自分を想像する。

早速主水たちに足を洗いたい、と話す加代。
バカバカしいと竜も取り合わないが、主水は筒見屋はまともな商売じゃないと警告する。
しかし、その気の加代を主水は許す。
どうせ、筒見屋の女将になんか、収まれるわけがないと踏んでいたのだが、加代は大喜びで去っていく。

泣きながら帰った竜之介を見て筒見屋は激怒。
竜之介は自分の宝だと言う。
お妙は筒見屋に呼ばれ、詫びを入れさせられる。
だが謝っただけではなく、お妙は筒見屋に座敷に引っ張り込まれ、手篭めにされてしまった。

真太郎はお妙が帰らないのを心配し、連れられて行った筒見屋へ忍び込む。
筒見屋はお妙に、これはお妙の詫びの分、息子の分はこれからだと言った。
息子に手を出さないでくれと怒るお妙だが、筒見屋は息子も許さないと言う。
逆上したお妙は、庄三に斬られてしまった。

真太郎の名を呼びながら、お妙は倒れる。
庭で真太郎がそれを見ていた。
真太郎は筒見屋を飛び出し、政が真太郎を保護する。

政から事情を聞いた政は、加代に筒見屋の非道を訴えた。
仕事にかけたい。
しかし、頼み人は真太郎だが、子供に闇の会に出て、面通しはさせたくない。
闇の会を通さずに、勝手に仕事はできない。

政を筆頭に、主水も竜も、加代に元締めに依頼人なしで仕事にかけることを、掛け合ってくれと言う。
筒見屋の女将になる夢が捨てきれない加代は、政の願いを断る。
だが主水たちの冷たい目と説得で、やけになりながらも闇の会の元締めに会うことを承知する。
せっかくお大尽の女房だったのに…、と言いながらも、加代は元締めに会う。

元締めが承知しなければ、加代は制裁されるかもしれない。
加代は頭を下げ、姿がはっきり見えないながらも、サルを連れた元締めに懇願する。
「1度だけ許す」。

加代は筒見屋の、依頼人がいない仕事を請けてきた。
元締めが去った後、加代の背後に主水がいた。
加代を心配して来ていたのだが、加代は憎まれ口を叩く。

壱を助っ人に頼み、仕事は遂行される。
主水は筒見屋に侵入し、ワインを飲んでいる。
驚いた筒見屋は主水に刺される。
主水はワインを堪能しながら、去っていく。

仕事が終わって、主水が家に戻った。
すると、突然、地震が起きる。
強くなった真太郎は政に見送られながら、笑顔で信州へ帰って行った。



妖しのほうき星、ハレー彗星ですね。
ハレー彗星。
1986年、地球に接近しました。
占星術的には良くないとか、何か地球規模で怖ろしいことが起きるのではないか、なんて言われていました。

だいたい76年周期で接近してくるそうなので、その前は1910年、明治43年。
そして1835年、天保6年。
1759年、宝暦9年。

壱たちがいたのは、明治じゃないですよね。
ということは、この時、天保か宝暦?
時の話題を取り入れただけで、深く考えちゃダメ?
内容はハレー彗星とあんまり関係なかったし。

被害者の子供と母親とも、当たり前のようだけどハレー彗星は関係なかった。
政によって弱虫だった子供が強くなり、そして別れて行く。
そこに加代の、玉の輿話が絡む。

筒見屋の豪勢な暮らしに加代が夢を見るわけですが、加代はがめつくても悪女じゃないですからねー。
いずれ筒見屋に、愛想尽かしたと思うんですよ。
加代がいたら非道は許さなくて、やがて対立したんじゃないかと。
竜之介とも相性悪そうだし。

この竜之介が意外にもというか、予想通りと言うか、反撃されたことがないから反撃されたらとっても弱かった。
しかし、筒見屋がとんでもないバカ親で、たかが子供のけんかに親がしゃしゃり出るどころか、お妙は殺されるはめに。
ひどいー。

そこで加代の玉の輿相手を、仕事にかける。
加代、最初はすごくブーたれるけど、結局、元締めに会ってみんなの希望を叶えてくれる。
闇の会に子供を面通しに連れて行けない、というのは、まあわかる。

さりげなく、主水が心配してついてきてるのが良いです。
憎まれ口を利く加代だけど、主水たちの気持ちはわかっているし、筒見屋が許せないのもわかってる。
それにしても壱は子供たちの動向にも、敏感だ。

さて、加代が酸素マスクなどを売っていた、天変地異が起きるという噂。
最後に大きな地震が来て、主水たち中村家は大いにビビる。
結局、ハレー彗星の天変地異と言うのは、ちょっと大きな地震だった。
あの地震に遭った時、仕事人たちはそれぞれどこにいたんでしょう。

竜と政は仕事だと思いますが、ビックリしたでしょうね。
壱がどこにいて、どんなリアクションをしたか。
考えると、ちょっと楽しい。


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