ドイツ・フライブルク市、慰安婦像設置計画を中止

慰安婦像設置計画を中止/独

ドイツ・フライブルク市、慰安婦像設置計画を中止

 ヨーロッパで初めて慰安婦像設置の計画を進めていたドイツ南西部のフライブルク市が、日本側からの抗議を受け中止を決定しました。
 慰安婦像の設置をめぐっては今年5月、フライブルク市の姉妹都市である韓国・スウォン市が提案し、合意していたものです。しかし、日本などから抗議が殺到、さらに、日本側の姉妹都市である愛媛県松山市も「像が設置されれば交流に影響が出るおそれがある」と懸念を伝えていました。

 これを受け、フライブルク市は設置中止を決定し、スウォン市の市長にも直接伝えたということです。JNNの取材に対し、フライブルク市は「日韓の2国間の問題に干渉すべきでないと判断した。我々は双方とうまくやっていきたい」と話しています。

 慰安婦像は韓国以外ではアメリカやオーストラリアなどにありますが、フライブルク市に設置されればヨーロッパで初めてとなる予定でした。(22日02:11)