沖縄県敗訴に1500人が抗議集会 那覇
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、埋め立ての承認を取り消した翁長雄志知事の判断は違法とした16日の福岡高裁那覇支部判決に対する抗議集会が21日夜、那覇市の県庁前で開かれ、約1500人(主催者発表)が参加した。「『辺野古でなければ普天間飛行場の被害は継続するしかない』という不当な判決は断じて受け入れることはできない」とするアピールを採択した。
名護市の稲嶺進市長は「沖縄の歴史や民意を顧みない、国の言い分をコピーするような判決だった」と訴えた。【佐藤敬一】