気がつけばサラリーマンを10年以上もやっています。大学卒業してからもうこんなにも時間が経過しているのか、となんだか恐くなっちゃいました。
ふと、今のままでいいのかな?って、頭をよぎること、数えきれず。そんな思いや気づきにも、なんとなく見て見ぬふりをしてきたような気がします。
そんなサラリーマン生活を振り返ってみて、後悔したことってなんだろうって思ったら、いっぱい出てきちゃいました。これ、サラリーマン失敗じゃね?なんて思っちゃうわけですが、これからも、多分、定年まで続けます(会社に嫌われなければ)。
いろいろ本を読んだり、人の話を聞いたりすることもあるけれど、しょせん「自分はそうじゃない」なんて思いがあったのは間違いありません。くそ若造のときからそうです。
目次
後悔した10のこと
思いついた順番なので、特に順番に意味はありません。
人の話を真摯に聞くべきだった
明日は我が身だ。
昔、営業先で、昔は裕福だっただろうと思われる老人と会うことがあった。そのときには、申し訳ないけれど「くそなげぇー話だわ」と、ほとんどその人の話を聞くことがなかった。
耳に入ってなかった。頭に入ってなかった。だから、何も覚えていないんだけど、最後に言われた言葉ははっきりと覚えている。
その言葉を聞いたあと、冷や汗が出た。
いま、これを書いて、思い出したけど、人の話を聞くことは心底大事だと思う。自分が話をしたくなるときもたくさんあるんだけど、聞いてもらいたいって思いもあるんだけど、もっと他人の話に耳を傾けるようにならないとと思う。
会社のことにもっと興味を持てばよかった
会社を好きな人は生き生きしている。嫌いじゃないけど、好きでもない。今の会社に入った時は、志高くして入ったわけではなく、入社できたという感じ。
それはそれで、感謝もあるので一生懸命働いているんだけど、特に若い頃には、「転職するかもしれない」という思いで働いていることもあった。
要は、気持ちが中に入ってなかったように思う。仕事は真面目にしてるので、社内評価は良かったんだけど、今一つ自分のなかでは盛り上がりに欠けている。
社内のイベントにもっと参加すればよかった
社内のイベントが嫌いだった。なんでボーリング大会とかに行かなければならないのか、理解できなかった。
会社好きではなかったので、多分、そんな気持ちも持っていたんだと思う。
いま、振り返るとこういう社内イベントは積極的に行くべきだった。その当時は、思えなかったけど、社内イベントが少なくなったいま、改めて思う。10年前はまだいろいろとイベントがあったのだ。そこで、手に入った社内人脈が仕事に活きるなんて、夢にも思っていなかった。
社内人脈が、自分の仕事を円滑にする秘訣でもある。
通勤時間の短い会社を選べばよかった
私が就職する頃は、就職氷河期と言われる時代。とにかく、入社できればよかったねと言われる時代。もちろん、優秀な人は自分で選んだ好きな会社に入れていたし、ただただ自分にはそんな力はなかったわけで。
通勤時間が片道1.5時間くらいかかる。往復で3時間だ。今も思い続けているが、年を取るにつれて、時間の大切さを感じるようになった。通勤時間は無駄である。
転職経験豊富なパートナーからの一言。確かにそう。人間関係がいいことほど、良い会社はない。
幸いにして、大きな人間関係を破壊するような出来事はなく、ただ通勤時間がネックなだけ。残りの会社員人生を考えると、この通勤時間で時間を浪費するのはどうなのかという葛藤がある。
専門知識が身に着く仕事にすればよかった
仕事は自分の時間をもっと使うこと。
専門的な知識や技術がない自分にとって思うことは、専門的な技術が身に着く仕事を選べばよかった。一つのことをやり続けている人は、そこから派生していろんな経験や知識を手に入れている。そして、それを使って、さらに成長している。
満遍なく事務ができる人って、結局、何も残らない気がしている。
社内の人脈を広げることを意識すればよかった
ゴマ擦っている。
社内の、特に上司の機嫌を取っている(ように見えていた)人が嫌いだった。ゴマすりにしか見えなかった。そうした行為に反発があった。
だから、自分はそうはならないと決めていた。上司にも相談することよりも、結果を出して、「報告」することが大事だと思っていた。
完全な間違いだった。
人は結構何かを頼まれたがっている。
それは、上司も同じだ。頼りにされると嬉しいものだ。仕事をしていくうえで、社内の情報や人脈はすこぶる大事。軽視しすぎていたというより、その重要性に気付いていなかった。
仕事は一人でできるものではないし、するものではない。
嫌いな人にも、優しく対応すべきだった
人には合う合わないというものがある。嫌いな上司もいたし、好きになれない上司もいた。
いま、振り返ってみて、当時の彼らの立場を考えると、その時の仕事の対応や判断は妥当だったのかもしれないと思うことがある。部下の時には気づけなかった。気づこうとしていなかった。
なんで、あんな馬鹿な判断してんだよ。。って、同僚とビールを飲んで愚痴ってた。
相手の立場に立ち、考えることができないと大事なものを失ってしまう。
自分の感情を優先せず、相手の立場に立って考えることが必要だと気付いた。
嫉妬が生まれたら、そっと蓋をしておくべきだった
自分のほうが仕事ができる。
今はそんな気持ちは全くないけれど、おごりを持っている時期もあったし、嫉妬心からまずい仕事をしたこともあった。
そうした、自分の感情が勝ってしまって手掛けた仕事は何も残らないし、身にならない。なんのために、仕事をしているのか忘れてはいけない。
自分が認められるために仕事をしているのではないことは、肝に銘じておかないといけないと知った。
もっと勉強すればよかった
とくに若いころは、勉強をすればよかった。若いときの勉強は、そこに若い人特有の感情や行動をあいまって勉強できるので、自分の身になりやすい。不思議なもので、大卒1年目の時の仕事は、不思議と細かいことまで覚えている。
人事評価では、「仕事はできるけど、社内の動き、会社の方向性をもっと勉強してください」と、言われ続けた。はいはい、という感じだったが、もっと勉強すればよかった。
社益になることとはなんなのか。経営陣は何をどう考え、判断し、行動しているのか、興味を持つべきだった。
何かの間違いがあって、中枢の部署にいるけれど、引き出しがないと感じる。いま、勉強しているけれども、勉強は積み重ね。短い時間でもいいので、アンテナを張り、メモを取り、それを残し、続けていくことが最高の財産となる。
もっと自分の頭を使えばよかった
もっともっと自分の頭を使って考えればよかった。
上司の判断、他人の意見、その他諸々。自分で考えずに、他人の判断に頼るのって楽なんですよね。それに逃げているときもあるし、今もたまにある。
一緒に仕事をしていて印象的だったのは、「脳がちぎれるほど考えろ」というセリフを本当に言われたことです(笑)。孫さんの本で読んで半信半疑だったんですが、会議でこの言葉が本当に飛んできました。
脳がちぎれるほど考えるってどんなことなのか、これは今からでもやりたい。
考えることは、もっとも楽しい時間。
ブレイクスルーに出会えるように、ひらめきがたくさん出るように。
脳は何歳になっても成長すると思う。自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自分の足で歩くように、もっともっと意識していきたい。
最後に
サラリーマンとして使えないやつだねって思った方もいると思います。実際、そうかもしれません。なんとかサラリーマンやっていますが。
自分で判断して動く。
そのために、必要なことは何か。
それさえ知れば、仕事も人生ももっともっと楽しめるはず。
通勤時間の短い会社には行きたいけれど。
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ではでは。