【ニューヨーク共同】中国の李克強首相が21日、国連総会の一般討論で演説した。9日に5回目の核実験を強行した北朝鮮の核問題を巡り「朝鮮半島の非核化実現という目標に向け、対話を通じた解決を目指すべきだ」と訴えた。
さらに南シナ海問題を念頭に「中国は領土や海洋権益を巡るさまざまな意見の違いについて話し合いによる解決を求める」と述べた。
2012年の習近平指導部発足後、中国首相による国連総会演説は初めて。李氏は演説で安全保障理事会の常任理事国として、国際社会が抱える難民問題などに積極的に関与していく姿勢を強調した。