【ソウル聯合ニュース】韓国文化財庁の国外所在文化財財団は22日、日本にある韓国文化財の活用策を模索するため26~27日にソウル市内のホテルで学術フォーラムを開催すると明らかにした。
フォーラムでは九州大の菊竹淳一名誉教授が日本に残る高麗時代の仏教絵画について、千葉市美術館の河合正朝館長が朝鮮王朝時代の水墨画をテーマにそれぞれ講演する。
富山大の藤本幸夫名誉教授が日本に残る朝鮮半島の書籍を紹介するほか、東京芸大の片山まび准教授が日本の朝鮮陶磁について論じる。
また、京都大の吉井秀夫教授は京都帝国大(現・京都大)の考古学研究室の朝鮮考古学資料収集について発表する。
現在、日本には国外文化財の42.5%にあたる7万1422点の文化財があり、このうち39%(2万7894点)についての調査が終わっている。
同財団関係者は「今回のフォーラムが日本にあるわれわれの文化財に関する情報を共有し、さまざまな活用方法を模索する場になることを願う」と話した。