コイルガン
BB戦車に搭載するのは基本的に電動エアガンでしたが、35分の1などの小さな戦車に搭載するのは困難です。また、大きな戦車でもエアガン搭載に向かない内部空間を持ったものがあります。更に、改正銃刀法が実施されエアガンのパワーが規制されています。そこで新たな試みとして、ラジコン搭載用コイルガンに挑戦してみます。
コイルガンとは?
電磁石の吸引力により、鉄を加速する装置です。
金属弾を発射しますがパワーソースは磁力であり、火薬や圧縮気体を使用せず激発機能も有さないため銃刀法には引っ掛かりません。ゴムの力を使うスリングショットや弓の力を使うクロスボウが銃刀法で規制されないのと同様です。
パワーソースが磁力であっても、加速力の一部を圧縮気体が担っている場合は銃刀法違反です。また、激発機能を有するとみなされれば銃刀法違反です。類似品を製作する場合は注意しましょう。
ここで製作するコイルガンは当然ながら、いずれにも該当しません。弾丸のエネルギーは100%すべてを磁力で取得します。また、仮に火薬を詰めて射撃しても着火しません。撃鉄に類する機構も存在しません。
コイルガンの特長
重量のある弾丸を低速で射出するのに適しています。磁力で回転するモーターは低速時にトルクが大きいですが、似たようなものです。結果として、低い貫通力、大きなパンチ力、そして大きな反動が生じます。
また、巨大なトルクすなわち吸引力で高加速を行うため加速距離が短く、エアガンの組み込みが困難な空間にも搭載可能です。メリットとしてはこちらの方が大きいと言えるでしょう。
全長10センチ 小型コイルピストル 製作 |
コイルガンの 構成要素を知る |
2007/01/28 |
性能の改善
コイルガンにおいて、電気エネルギーを運動エネルギーに変換する効率は数%である。
いかにして効率をアップさせるか?それは非常に奥が深い課題である。