赤く腫れる上に痛くて気になる「赤ニキビ」。できたことがある人や、何度も悩まされている人も多いのではないでしょうか。
一刻も早く治したいところですが、間違ったケアをしてニキビ跡が残ったりもっと悪化したりするかもしれないと思うと不安になることも。
そんな赤ニキビ、実は正しい方法でケアすれば1日で赤みを引かせることも可能です。方法もシンプルで、日常的な行動やスキンケアを見直すことが重要となっています。
今回は赤ニキビの詳細や原因、効果的な対処法、赤ニキビに効く塗り薬や化粧水について詳しくご紹介していきます。
たかがニキビと言えども、実は案外重い段階の赤ニキビ。さらに悪化してニキビ跡が残ったり、病院に行かなければいけない状態になる前に、しっかりケアして赤ニキビをキレイに治しましょう!
目次
1.赤ニキビとは
2-1.赤ニキビが悪化したらどうなる?
2-2.赤ニキビの悪化を防ぐには
2.赤ニキビができてしまう4つの原因
2-1.皮脂の過剰分泌
2-2.生活習慣の乱れ
2-3.ストレス
2-4.ホルモンバランスによる影響
3.赤ニキビを治すための4つの方法
3-1.ステップ1:洗顔
3-2.ステップ2:塗り薬を塗る
3-3.ステップ3:化粧水で保湿
3-4.ステップ4:生活習慣を見直す
1.赤ニキビとは
出典 |ニキビの種類 – ニキビ治療の専門皮膚科 東京アクネクリニック
ニキビにはさまざまな種類がありますが、その中でも深刻な状態に発達する途中のものが「赤ニキビ」です。これ以上悪化すると、皮膚科を受診しなくてはいけない”黄ニキビ”や”紫ニキビ”になってしまうので、赤ニキビの段階で正しくケアすることが重要となっています。
赤ニキビの特徴といえば、赤く腫れて目立つこと、そして痛みがあることですね。これは、ニキビが炎症を起こしてしまっているために出てくる症状なんです。
ではなぜ炎症が起こってしまうのか。それは、増えすぎた”アクネ菌”という常在菌を、体を守る白血球が撃退しようとするため。アクネ菌を攻撃する刺激が肌に伝わり、赤みや痛み、かゆみを引き起こしてしまいます。
根本的な原因はアクネ菌ではなく余分な皮脂
出典 |にきびの原因 – にきび治療専門外来ソララクリニック仙台
こう書くとアクネ菌が悪者のように思えてしまいますが、本来アクネ菌は雑菌が体に侵入するのを防ぎ、肌を守る役目をもっています。重要なのは、アクネ菌を増やし過ぎないことなんです。
アクネ菌の栄養となるのは、肌のテカりとなる”皮脂”。特に、毛穴が詰まってできた内部の皮脂は恰好の餌場になるので、アクネ菌が大量に増殖する原因となってしまいます。赤ニキビを予防するために重要なのは、毛穴の詰まりを防ぐことが一番です。赤ニキビを治す方法は後の項目でご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.赤ニキビが悪化したらどうなる?
「赤ニキビ」が悪化すると、化膿して膿ができる”黄ニキビ”に、さらに悪化すると膿に血が混ざり”紫ニキビ”になってしまいます。ここまで来ると皮膚科での治療が必要になってくるので、なんとか赤ニキビの段階で治してしまいたいですね。
黄ニキビ
出典 |ニキビの種類 – ニキビ治療の専門皮膚科 東京アクネクリニック
赤ニキビが炎症を起こすのは、アクネ菌を白血球が撃退しようとするためです。赤ニキビが悪化することで、そのアクネ菌と戦った白血球の死骸が膿になり、毛穴から出てきて黄色く見える状態になります。これが”黄ニキビ”です。
黄ニキビになると赤ニキビよりさらに痛みが酷くなってしまいます。しかも、治るのに余計時間が掛かることに。だからといって、膿を自分で取り出そうとするのは禁物!雑菌が入り込んでさらに炎症が悪化したり、さらに症状が悪化すると血が混じった”紫ニキビ”になってしまいます。
しかし放っておくと、”ニキビ跡”が残ってしまうことに。ニキビ跡を消すのはさらに大変なので、黄ニキビができたら速やかにケアをし、皮膚科に行くことも視野に入れたほうが良いでしょう。
紫ニキビ
出典 |ニキビの種類 – ニキビ治療の専門皮膚科 東京アクネクリニック
黄ニキビを正しくケアできず、むしろ悪化させてしまうことで”紫ニキビ”になってしまうことがあります。ここまで来ると、ニキビというよりも重度の皮膚炎といったほうが正しいでしょう。
紫ニキビは、黄ニキビの段階で何度も炎症と化膿を繰り返した結果、膿に血が混じって紫色になってしまったニキビです。黄ニキビを潰してしまったり間違ったスキンケアをしてしまう以外に、血行不良を招いているということも紫ニキビになる大きな要因となっています。血液が循環しにくくなっていると白血球が送り込まれず、いつまでもニキビが治りません。
度重なる炎症により毛穴が大きく広がってしまい、ニキビが治ってもニキビ跡やクレーターとして残ってしまうことが多いです。一人ではどうしようもない状況なので、速やかに病院へ行きましょう。
2-2.赤ニキビの悪化を防ぐには
恐ろしい”黄ニキビ”や”紫ニキビ”のことを知ると不安になりますよね。それでは、赤ニキビの段階でこれ以上の悪化を防ぐには何に注意すれば良いのでしょうか?守りたいのは以下の4つのポイントです。
気になっても触らない・潰さない
赤く腫れてしまいどうしても気になってしまいますが、触ったり潰したりして内部に雑菌が侵入してしまうのは最も避けたいこと。ニキビ跡やシミをつくる原因にもなってしまうので、気になっても極力触らないように気を付けましょう。
髪で隠さない
髪で隠そうとすると、髪がニキビに当たって雑菌が入ったり、チクチクとした刺激で痒くなり、余計気になってしまいます。隠したい気持ちは分かりますが、早く治すことを優先して髪はすっきりとまとめましょう。
化粧は控えめに
厚化粧で隠すこともお勧めできません。ニキビを隠すことができるファンデーションやコンシーラーの多くは、多量の油分を含んでいます。それらを赤ニキビに塗り重ねることで、アクネ菌の餌になる油分を与えることになってしまいます。化粧をする時はパウダー系のファンデーションを使ったり、メイク前に付けることができる塗り薬を利用しましょう。
洗顔のしすぎはNG
意外な落とし穴が「洗顔のしすぎ」です。洗顔をすることで皮脂を取り除くことができますが、過度の洗顔は乾燥のもとになります。乾燥することで、それを補うために余分な皮脂が分泌されてしまい逆効果に。洗顔のしすぎは避け、洗顔後は忘れずに保湿をしましょう。
2.赤ニキビができてしまう4つの原因
赤ニキビができてしまう原因は、間違ったスキンケアや行動の癖、体の調子によるものなど、さまざまな原因が考えられます。その中でも知っておきたい4つの原因についてご紹介します。
2-1.皮脂の過剰分泌
まず根本となる原因は、皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まりです。赤ニキビができてしまう原因は、毛穴に詰まっている皮脂にアクネ菌が増殖してしまうこと。つまり、皮脂が過剰に分泌されることで、ニキビができやすい肌になってしまいます。
2-2.生活習慣の乱れ
生活リズムが乱れるとニキビが増える気がする、というのは気のせいではありません。睡眠不足やバランスの悪い食事は、赤ニキビができる原因となってしまうんです。
睡眠不足
睡眠が不足することで、性別を問わず男性ホルモンが多く分泌されます。それにより皮脂の分泌が増加して、毛穴が角栓で塞がりやすくなってしまうんです。特に、女性で顎にできる大人ニキビに悩んでいる人は、睡眠不足が原因かもしれません。
バランスの悪い食事
ニキビに良くない食べ物は、油っこいもの・甘いもの・辛いもの・カフェインと言われています。
油っこいものや甘いものを食べすぎると、余分な皮脂を分泌させる原因に。おやつの内容には気を付けたいですね。辛いものは汗をかき、毛穴を開くので良いかと思いきや、刺激でホルモンバランスを乱してしまいます。カフェインはニキビを治すために必要なビタミンBの吸収を低下させてしまう栄養素。コーヒーや紅茶、栄養ドリンクを愛飲している人は、ニキビが治るまで飲むのを控えましょう。
どれも過剰に摂取するのが良くないので、ほどほどに控えることを心がけましょう。ニキビが治りやすくなる食事については、後でご紹介する「赤ニキビの治し方」についての項目で触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
2-3.ストレス
ストレスと同時に増える赤ニキビを見てさらに憂鬱に…なんてことを経験したことがある人も多いのでは?実はストレスがかかることで、睡眠不足と同じように男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。「仕事が忙しくて睡眠不足な上にストレス」という人は特に注意したいですね。
2-4.ホルモンバランスによる影響
上でも説明した”睡眠不足”や”ストレス”は、男性ホルモンによる皮脂の過剰分泌が原因。これらの根本的な原因となっているのがホルモンバランスの乱れです。
また、女性ホルモンもニキビに関係しています。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という二つの種類があり、エストロゲンは皮脂の分泌を抑える効果が、逆にプロゲステロンは皮脂の分泌を促す効果があります。
これらの女性ホルモンは周期的にバランスが変わり、特に生理前はプロゲステロンが多く分泌されるため、ニキビができやすくなってしまうんです。妊娠初期にニキビが増えるのも、女性ホルモンが関係しているためです。
3.ステップ4つで改善!赤ニキビの治し方
赤く腫れて目立つし、痛くて気になる赤ニキビ。1日でも早く治したいですよね?ここでは赤ニキビの治し方を4ステップでご説明します。1日で赤みを引かせるような即効性のある塗り薬もご紹介しているので、すぐにでも治したい人もぜひ参考にしてみてください。
3-1.ステップ1:洗顔
ニキビの治し方の基本となる洗顔。即効性があるわけではありませんが、肌の調子が悪いと赤ニキビも治ってくれません。基本だからこそ丁寧に行いたいステップですね。洗顔をする時に気を付けたいのは以下の4つのポイントです。
ぬるま湯で優しく洗う
洗顔する時に使う水の温度は、熱すぎず冷たすぎないぬるま湯が最適です。心地いいと感じる温度が一番で、目安としては30℃前後が良いでしょう。冷たい水だと毛穴が閉じてしまうので毛穴の中まで洗えませんし、肌荒れの原因になることも。熱いお湯だと毛穴は開きますが、皮脂を除き過ぎて乾燥を招いてしまうので良くありません。
洗顔料はしっかり泡立てる
こちらも基本的なことですが、洗顔料はしっかりと泡立てて洗いましょう。肌をゴシゴシとこすって洗うのは禁物。しっかり泡立てることで泡がクッションとなり、直に肌に触らずにしっかりと優しく洗うことができます。赤ニキビに刺激を与えないように気を付けましょう。
何度も洗顔しすぎない
特に脂性肌の人は、ニキビや肌のテカりが気になってしまい何度も洗顔したくなると思います。しかし、洗顔のしすぎは乾燥の原因に。肌が乾燥すると余分な皮脂を分泌するので、いつまで経っても赤ニキビが治らなくなってしまいます。どうしても気になる時は、洗顔料を使わずに洗いましょう。
洗顔料はニキビケア専用のものを
赤ニキビを治すにはアクネ菌の増加と炎症、どちらも抑制しなくてはいけません。ニキビケア専用の洗顔料を使うのが一番ですね。
おすすめの洗顔料は、ルナメアACのファイバーフォームです。ルナメアACはニキビケア専用のキットがあり、化粧水やジェルクリームも揃っています。詳細については化粧水の項目で併せてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3-2.ステップ2:塗り薬を塗る
赤ニキビに最も効果があるのが、炎症を抑えたり殺菌作用のある塗り薬でしょう。特に早く赤みを押さえたい時は、抗炎症作用のあるものが効果的です。中には1日で赤ニキビの赤みを引かせるような即効性のあるものも。この項目では、赤ニキビにおすすめな市販の塗り薬をいくつかご紹介します。
オロナインH軟膏
出典 |オロナイン公式サイト – 大塚製薬
あらゆるケガに使えることで有名な、大塚製薬のオロナイン。主な作用は、クロルヘキシジングルコン酸塩液による殺菌・消毒効果です。この作用は、赤ニキビの内部で白血球が撃退しようとしてるアクネ菌にも効果があります。アクネ菌が殺菌されることで白血球との戦いが止み、炎症が収まるというわけです。
使用回数は一日一度、赤ニキビの中心からごく薄く塗りましょう。使用期間は5,6日まで。個人差やニキビの状況にもよりますが、炎症が治まりやすい、安定感のある塗り薬です。
テラ・コートリル軟膏a
出典 |テラ・コートリル®軟膏a _ OTC医薬品 _ ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 コンシューマー カンパニー
テラコートリルは湿疹や皮膚炎などの肌の症状に効果があり、赤ニキビにも効くと話題の塗り薬です。ヒドロコルチゾンというステロイドによる抗炎症作用と、オキシテトラサイクリン塩酸塩という抗生物質による抗菌作用があります。ジョンソン・エンド・ジョンソンが製造している市販薬ですが、皮膚科でも処方されることもあるほどの強い効き目により、赤ニキビの赤みを1日で引かせることも可能です。
ただし、ステロイド軟膏の多用は危険とされています。市販薬ともあってそれほどステロイドの量は多くないですが、使用期間は一週間までに留めたほうが良いでしょう。使用する際は一日2~3回、赤ニキビの炎症が起こっている部分だけにちょんちょんと塗るようにしましょう。
ペアアクネクリームW
出典 |ペアアクネクリームW|製品情報 _ ライオン株式会社
ライオンが製造している、赤ニキビに効果的なニキビ専用塗り薬です。謳い文句にもあるように、炎症した赤ニキビに効果的な塗り薬となっています。炎症を抑えるイブプロフェンピコノールとアクネ菌を殺菌するイソプロピルメチルフェノール、Wの効果で赤ニキビを治療してくれます。
一日二回洗顔後に塗って、そのままメイクも可能。透明なクリームで保湿もしてくれるので、外出したい時に便利な塗り薬ですね。
3-3.ステップ3:化粧水で保湿
ニキビケア専用の化粧水には保湿効果の他に、殺菌成分や抗炎症成分が含まれています。赤ニキビなら、特に抗炎症作用があるものを使うと効果的です。いくつかおすすめのニキビケア専用化粧水をご紹介します。
ルナメアAC
出典 |ニキビケア商品情報 _ ルナメアAC _ FUJIFILM ビューティー&ヘルスケア Online
カメラで有名な富士フィルムが独自開発した、大人のニキビケア専用化粧水です。特に脂性肌や普通肌で、赤ニキビに悩まされている人に効果があると話題になっています。その最大の特徴は、毛穴に有効成分を直接届けることができる”アクネシューター”。長年写真フィルムを開発し続けてきた富士フィルムだからこそ成せる技術ですね。
抗炎症作用のあるグリチルレチン酸ステアリルや、患部の修復を促すトコフェロール酢酸エステルを配合。また、天然由来成分にこだわっており、低刺激で保湿効果が高いのも魅力的です。
オードムーゲ
出典 |薬用ローションスキンケア|ふきとり化粧水 オードムーゲ|小林製薬
小林製薬が長年製造している薬用ローションです。その特徴は消毒効果の高さと、ふき取り化粧水であること。赤ニキビに刺激を与えることに抵抗があるかと思いますが、古い角質除去することでターンオーバーを促し、健康な肌に整えてくれます。
先ほど紹介したペアアクネクリームにも配合されているイソプロピルメチルフェノールの消毒作用により、アクネ菌を殺菌してくれます。また、ニキビケア化粧水によく配合されている、グリチルリチン酸ニカリウムによる抗炎症作用も赤ニキビに効果的です。コットンにたっぷりと含ませてから肌を優しくふき取り、ニキビができている部分はふき取らずにそっと触れて、パックのように使いましょう。
注意点は、エタノールが含まれているためスースーとしたり、刺激を感じること。肌が弱い人には刺激が強すぎると感じることもあるかもしれません。
3-4.ステップ4:生活習慣を見直す
「赤ニキビができてしまう原因」でも触れましたが、生活習慣の乱れはニキビの発生に繋がっていることも多いです。せっかく専用アイテムでスキンケアを頑張っても、生活習慣を見直さないと赤ニキビが治りにくく、せっかく治っても再発する可能性が高くなってしまいます。赤ニキビをキレイに治したい時は、以下の5つの点に気を付けましょう。
- 睡眠を十分にとる
- ストレスを溜めない
- ゆっくり半身浴する
- 軽くでもいいので運動する
- 食事内容の見直し
睡眠不足とストレスの解消は皮脂の過剰分泌を改善し、ニキビのできにくい健康的な肌に戻す効果があります。また、半身浴や運動をすると毛穴が開いて、中に溜まった皮脂を出しやすくする効果が。終わった後は丁寧に洗顔し、塗り薬や化粧水でしっかりケアしましょう。
食事内容については「赤ニキビができてしまう原因」の項目でご紹介した”ニキビに良くない食べ物”を避け、ニキビの改善を助ける栄養素を摂りましょう。ビタミンB・ビタミンC・ビタミンEなどのビタミン群や、食物繊維、乳酸菌が良いとされているので、具体的にはレバーや納豆、マグロ、パプリカ、根菜や芋類、ヨーグルトなどを積極的に食べると効果的です。
4.まとめ
今回は赤ニキビについて詳しくご紹介してきました。調子が悪い時などによくできる赤ニキビですが、ニキビの中では案外重度の状態です。これ以上悪化するとさらに治りにくくなったり、ニキビ跡やクレーターとして残ってしまう可能性が高くなります。
炎症して赤くなったり痛かったりするのは、白血球がアクネ菌を撃退しているサインです。そのうち治るだろうと放置せず、赤ニキビに効果のあるスキンケアを実行して早めに治しましょう。
また、治った後も安心して今までどおり生活していると、赤ニキビが再発してしまうことがあります。そういう時は生活習慣に問題があったり、間違ったスキンケアをしている可能性が高いです。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、赤ニキビに悩むことのない健やかな生活を送ってくださいね。














