プーチン大統領 クリミア半島で選挙てこ入れか
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナから一方的に併合したクリミア半島で閣僚らと会議を開いて、現地のインフラ整備を着実に進めるよう指示し、今月18日に行われる議会下院の選挙をにらんで、地元の有権者に対して政権与党の支持拡大を狙ったものと見られます。
ロシアのプーチン大統領は15日、メドベージェフ首相とともにウクライナから一方的に併合したクリミア半島を訪れ、交通面でのインフラについて、担当閣僚らと会議を開きました。
この中でプーチン大統領は、クリミア半島とロシア南部を結ぶため建設が進められている全長19キロの橋について、「ロシアの輸送システムにクリミア半島を統合するものだ」と述べたうえで、現地のインフラ整備を着実に進めるよう指示しました。
ロシアでは今月18日に下院選挙の投票が行われますが、原油安などで経済面での厳しい状況が続いていて、民間の世論調査機関の最新の調査では、メドベージェフ首相が党首を務める与党の「統一ロシア」の支持率は31%で、1か月で8ポイント低下しています。
プーチン大統領は、メドベージェフ首相とともにクリミア半島を訪問してインフラの整備を地元の有権者にアピールすることで与党の支持拡大を狙ったものと見られます。
今回のロシアの下院選挙をめぐっては、ウクライナのポロシェンコ大統領が、クリミア半島での選挙を認めないよう、G7=主要7か国やEU=ヨーロッパ連合に訴えています。
この中でプーチン大統領は、クリミア半島とロシア南部を結ぶため建設が進められている全長19キロの橋について、「ロシアの輸送システムにクリミア半島を統合するものだ」と述べたうえで、現地のインフラ整備を着実に進めるよう指示しました。
ロシアでは今月18日に下院選挙の投票が行われますが、原油安などで経済面での厳しい状況が続いていて、民間の世論調査機関の最新の調査では、メドベージェフ首相が党首を務める与党の「統一ロシア」の支持率は31%で、1か月で8ポイント低下しています。
プーチン大統領は、メドベージェフ首相とともにクリミア半島を訪問してインフラの整備を地元の有権者にアピールすることで与党の支持拡大を狙ったものと見られます。
今回のロシアの下院選挙をめぐっては、ウクライナのポロシェンコ大統領が、クリミア半島での選挙を認めないよう、G7=主要7か国やEU=ヨーロッパ連合に訴えています。