【AFP=時事】イラク第2の都市モスル(Mosul)の近郊でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が米軍を狙って撃ち込んだロケット弾に、化学物質が充填(じゅうてん)されていた可能性があることが21日分かった。米国防当局者が匿名を条件に明らかにした。
【写真】ファルージャにISが残した大量の武器弾薬
同当局者によると、攻撃はモスルの南方約60キロにある町ケイヤラ(Qayyarah)の空軍基地近くで20日にあり、負傷者は出ていない。使用されたとみられるマスタード成分による症状が表れている人もいないという。
この空軍基地は、ISが支配しているモスルの奪還作戦を控え、数百人規模の米軍部隊がイラク軍と共に強化に当たっている。
1回目の検査でマスタード剤が検出されたが、2回目の検査では検出さず、最終検査のためのサンプルがラボに送られたという。当局者はこのロケット弾について「軍事的には効果がなかった」と述べ、重大性は低いとの見方を示している。
米軍主導の有志連合は先週、ISが化学兵器の製造に使用しているとみられていたモスル近くの工場を空爆して破壊していた。
専門家はISが化学兵器を使用していると繰り返し主張しており、米国防総省もISが塩素ガスや硫黄マスタードガスを使用していることを確認している。【翻訳編集】 AFPBB News
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