金沢市議会 情報公開請求の報道機関名を議員に伝える
地方議員の政務活動費が問題になるなか、金沢市の議会事務局が今月、市議会の各会派が出席する会議で政務活動費についての情報公開の請求をした報道機関の名前を伝えていたことがわかりました。議会事務局は、情報公開の請求者を伝えたのは不適切だったと謝罪しました。
金沢市の議会事務局によりますと、今月1日に開かれた、市議会の各会派の代表者が出席する会議の場で、議会事務局の森沢英明総務課長が報道機関の名前を挙げて「政務活動費の書籍に関する部分について情報公開請求があった」と発言したということです。
森沢課長は21日、報道各社の取材に応じ、「政務活動費が問題になっているなか、注意を促そうと会議で報道機関の名前を出してしまった。不適切だった」と謝罪しました。議会事務局として情報公開請求があったことを伝えたことに問題はないとしていますが、請求者についての具体的な情報を議員側に伝えたことは不適切で、今後は伝えないようにするとしています。
金沢市によりますと、情報公開請求をした人の名前や住所、個人情報の特定につながるような情報を第三者に漏らすことは市の条例で禁止されていて、今回のケースは抵触するおそれがあるとしています。
政務活動費をめぐっては、富山市議会の議員が架空の費用を請求したり、水増しして請求したりするなどの不正が相次いで発覚し、議員の辞職が相次いでいます。
森沢課長は21日、報道各社の取材に応じ、「政務活動費が問題になっているなか、注意を促そうと会議で報道機関の名前を出してしまった。不適切だった」と謝罪しました。議会事務局として情報公開請求があったことを伝えたことに問題はないとしていますが、請求者についての具体的な情報を議員側に伝えたことは不適切で、今後は伝えないようにするとしています。
金沢市によりますと、情報公開請求をした人の名前や住所、個人情報の特定につながるような情報を第三者に漏らすことは市の条例で禁止されていて、今回のケースは抵触するおそれがあるとしています。
政務活動費をめぐっては、富山市議会の議員が架空の費用を請求したり、水増しして請求したりするなどの不正が相次いで発覚し、議員の辞職が相次いでいます。