北朝鮮制裁の国連決議採択へ連携で一致

北朝鮮制裁の国連決議採択へ連携で一致
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アメリカ・ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、イギリスのメイ首相と会談し、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、さらなる制裁措置を含む国連安保理決議の採択に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。また、ウクライナやパキスタンの首脳とも、北朝鮮問題などをめぐって、意見を交わしました。
アメリカを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の20日夜、イギリスのメイ首相との初めての首脳会談に臨み、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、さらなる制裁措置を含む国連安保理決議の採択に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。

この中で、安倍総理大臣は、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、「従来とは異なるレベルの脅威で異なる対応が必要だ。国連安全保障理事会の常任理事国であるイギリスと連携し、さらなる制裁措置を含む安保理決議を採択したい。わが国は、独自制裁の強化を検討している」と伝えました。
これに対し、メイ首相は、「日本の見解を完全に共有する。今回の北朝鮮の核実験は決して容認できず、国際社会が連携して対応していく必要がある」と述べ、両首脳は、さらなる制裁措置を含む、安保理決議の採択に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。
また、安倍総理大臣は、北朝鮮による拉致問題について、「北朝鮮に対する圧力を高めていくうえで人権問題の提起も重要だ。北朝鮮は当時13歳の少女を含む多くの日本人を拉致した」と述べ、拉致問題の解決に協力を求めました。
さらに、両首脳は、中国が拠点構築を進める南シナ海の情勢について、法の支配が重要だという認識で一致し、緊密に連携して対応していくことを確認しました。

イギリス メイ首相と会談

アメリカを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の20日夜、イギリスのメイ首相との初めての首脳会談に臨み、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、さらなる制裁措置を含む国連安保理決議の採択に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。

この中で、安倍総理大臣は、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、「従来とは異なるレベルの脅威で異なる対応が必要だ。国連安全保障理事会の常任理事国であるイギリスと連携し、さらなる制裁措置を含む安保理決議を採択したい。わが国は、独自制裁の強化を検討している」と伝えました。
これに対し、メイ首相は、「日本の見解を完全に共有する。今回の北朝鮮の核実験は決して容認できず、国際社会が連携して対応していく必要がある」と述べ、両首脳は、さらなる制裁措置を含む、安保理決議の採択に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。
また、安倍総理大臣は、北朝鮮による拉致問題について、「北朝鮮に対する圧力を高めていくうえで人権問題の提起も重要だ。北朝鮮は当時13歳の少女を含む多くの日本人を拉致した」と述べ、拉致問題の解決に協力を求めました。
さらに、両首脳は、中国が拠点構築を進める南シナ海の情勢について、法の支配が重要だという認識で一致し、緊密に連携して対応していくことを確認しました。

ウクライナ ポロシェンコ大統領と会談

アメリカを訪問している安倍総理大臣は、日本時間の20日夜、ウクライナのポロシェンコ大統領と会談し、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、国連安全保障理事会で新たな制裁措置を含む決議を採択するために緊密に連携していくことを確認しました。

国連総会に出席するため、アメリカ・ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の20日夜、国連本部でおよそ20分間、ウクライナのポロシェンコ大統領と会談しました。
会談で、両首脳は、日本とウクライナがともに国連安全保障理事会の非常任理事国を務めていることを踏まえ、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、国連安全保障理事会で新たな制裁措置を含む決議を採択するために緊密に連携していくことを確認しました。また、安倍総理大臣は、ウクライナ情勢をめぐって、去年2月の停戦合意の完全履行と国内改革の加速の重要性を指摘したうえで、引き続き、ウクライナを支援していく考えを伝えました。
そして、来月以降に、およそ9000着の警察官用の防寒具を提供することなどを伝え、ポロシェンコ大統領は、日本の政治的・経済的な支援に謝意を示しました。

パキスタン シャリフ首相と会談

アメリカを訪問している安倍総理大臣は、日本時間の21日未明、パキスタンのシャリフ首相と会談し、パキスタンのテロや暴力的過激主義への対策を強化するため、2国間の協議を継続していくことを確認しました。

国連総会に出席するため、アメリカ・ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の21日未明、国連本部で、パキスタンのシャリフ首相と会談しました。
この中で、安倍総理大臣は、過激派によるテロ事件があとを絶たないパキスタンで、今月に入って、さらに、テロ事件が発生したことを強く非難したうえで、「テロとの戦いでパキスタンが果たしてきた役割と多大な犠牲に敬意を表したい。2国間協議を開催し、具体的なテロ・暴力的過激主義対策について、さらに議論を進めたい」と伝えました。
これに対し、シャリフ首相は、「テロ対策はパキスタンにとっての最重要課題であり、日本と一層協力していきたい」と述べ、両首脳は、パキスタンのテロや暴力的過激主義への対策を強化するための2国間の協議を継続していくことを確認しました。
また、両首脳は、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、国際社会が協力して対応することが重要だという認識で一致しました。