追加利上げ見送り ロンドン市場は1ドル=100円台

追加利上げ見送り ロンドン市場は1ドル=100円台
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22日のロンドン外国為替市場は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が追加の利上げを見送ったことなどから、ドルを売って円を買う動きが出て、円相場は1ドル=100円台で取り引きされています。
アメリカのFRBが追加の利上げを見送ったことを受け、21日のニューヨークや22日のシンガポールなどの外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、およそ1か月ぶりの円高ドル安水準となる1ドル=100円台前半まで値上がりしました。

22日のロンドン外国為替市場でもこうした流れを引き継いで、1ドル=100円台での取り引きが続いていますが、日本の財務省と金融庁、それに日銀が、投機的な動きがあれば必要な対応をとることを確認したと伝わり、円を売ってドルを買い戻す動きも出ています。

市場関係者は「日銀の新たな措置が、さらなる金融緩和策を見込んでいた投資家の期待を下回る内容だったと受け止められたことも、円を買ってドルを売る動きにつながっている。円高ドル安の傾向は、FRBが公表した今後の利上げのペースがより緩やかになったこともあって、当面続くのではないか」と話しています。