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【プロ野球】

マイコラス ぶ然初完投 チームはCS本拠地開催へ前進

2016年9月22日 紙面から

中日に勝利し、クルーズからウイニングボールを受け取るマイコラス(中)(岩本旭人撮影)

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◇巨人5−2中日

 巨人が連敗を2で止めた。マイコラスはテンポの良い投球で、完封目前の9回に失点したものの初の完投で4勝目。打線はギャレットが3回に先制の2点右前打、7回にも2点二塁打と4打点を挙げた。中日は9回の反撃も及ばず、3連勝はならなかった。

      ◇

 暴発寸前で踏みとどまった。巨人のマイコラスが今季初完投で8月14日以来の4勝目。完封目前の9回2死から4連打を浴びると、叫んだり、ファウルボールを蹴飛ばしたりと、いくつもの『危険信号』を発しながらも何とか投げきった。

 「完封したかった? 当然、そうだ。どの投手でも同じだと思う」。試合後、右腕は何ごともなかったかのように振り返り、ストッキングを見せるクラシックスタイルで登板したことについても「キレイな足を見せびらかそうとしたからさ」と冗談で応じた。

 26アウトまでは完璧に近い投球だった。直球が走った上、変化球も効果的に決まり、付け入るスキを与えなかった。それだけに、あと1人からの『急変』は想定外。高橋監督も「完封ペースかなと思いましたけどね」と苦笑いを浮かべた。

 チームにとっては大きな1勝だ。今季、苦手としていた中日に対し、東京ドームでようやく2つめの白星。何より、ヒヤヒヤさせながらも菅野と並ぶ先発の柱が内容のある投球で勝ったことは大収穫だ。3位のDeNAとは再び3差。CSファーストステージの本拠地開催に一歩近づいた。 (井上学)

 

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