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【プロ野球】

タカ、M再点灯失敗 あきらめない…きょう勝ちM8だ

2016年9月22日 紙面から

ソフトバンク−日本ハム 5回裏2死二、三塁、遊ゴロに倒れ悔しい表情を見せるソフトバンク・内川=ヤフオクドームで(三笘真理子撮影)

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◇日本ハム2−1ソフトバンク

 日本ハムが4連勝で首位浮上。2回にレアードが38号2ランを放ち、決勝点を奪った。大谷は直球が力強く、8イニング1失点で7月3日以来の白星となる9勝目。ソフトバンクは先発の千賀ら投手陣が粘ったが、大谷を打ち崩せなかった。

      ◇

 タカファンの大歓声がため息に変わった。1点を追う9回2死二、三塁。江川が放った中堅への大飛球は、前進守備から背走した陽岱鋼のグラブに収まった。「緊迫したいいゲームだった。本当に…」。工藤監督はそう言って、首位陥落の黒星を受け入れた。

 この日は163キロをマークした日本最速右腕を懸命に攻めた。「もう1本出ていればという状況だった。なかなか連打できない投手だが、みんなでチャンスをつくってくれた」。工藤監督は振り返ったが、大谷からは1点しか奪えなかった。

 初回1死一、二塁では内川が併殺打。2回も得点圏の走者をかえせなかった。大谷のミスも重なった5回は本多が適時打を放ったが、続く好機で中村晃と内川が凡退。9回は長谷川の二塁打から1死二、三塁と攻めたが、3番手の谷元に高谷と江川が封じられた。

 「8番投手」のリアル二刀流で先発した大谷に対し、初戦を託した千賀は2回にレアードに2ランを浴びた。6回まで粘り強く投げたが、これが決勝点となり、日本ハムと入れ替わる形で再び2位に転落した。

 「結果的に負けはしたが、一つになって攻撃できた。これをしっかり明日につなぐことが大事。さあ明日!」。工藤監督は、試合後の会見を締めくくった。22日は勝ったチームに優勝へのマジックナンバーが点灯する今季最後の直接対決。絶対に負けられない。 (久保安秀)

 

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