IT

東京ゲームショウ、記者が見たVRの可能性と課題

読売新聞編集局配信部 大和太郎
 今年は「バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)元年」。VR技術に対応した多様なゴーグル型端末が続々と登場している。ファンが注目するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「プレイステーション(PS)VR」の発売が10月に迫る中、今年の東京ゲームショウ(9月15~18日、千葉・幕張メッセ)も、必然的にVR関連に展示が集中した。画期的な新技術に期待は高まる一方だが、VR対応ソフトのゲームとしての仕上がりは実際のところ、どうだったか。ゲーム歴25年の記者が臨場感たっぷりにリポートする。

「VR元年」関連機器、発売相次ぐ

  • 今回の主役はやはり「PS VR」
    今回の主役はやはり「PS VR」

 まず、基本的な情報をおさらいしておこう。「PS VR」はゲーム機PS4の周辺機器として、10月13日に4万4980円(税抜き)で発売される。遊ぶにはPS4本体はもちろん、プレイステーションカメラ(5980円、税抜き)が必要だ。PS4の人気を反映し、初のVR機器として手に取る人は多いと思われる。

 このほか同程度の能力を持つハイエンド端末としては、米オキュラス社の「オキュラス・リフト」(9万円超)や、台湾を拠点とするHTC社と米Valve社(ゲーム配信「Steam(スチーム)」の運営会社)の協力で生み出された「HTC Vive」(公式サイトで税抜き価格9万9800円)がある。この二つはいずれも今春発売され、ウィンドウズPCと接続して使用する。PC側にも高い処理能力が要求される点は注意したい。

 このハイエンド3機のほかに、描画性能などを若干犠牲にして価格を抑えた商品や、ゴーグル液晶の代わりにスマートフォンの画面を使う廉価な商品も続々登場しており、それぞれに対応するソフトも充実が図られている。「VR元年」と呼ばれるゆえんだ。ゲームショウ会場でも様々なVR機器が並び、1日では回りきれないほどだった。

 さて、今回はとにかくソニーブースを見なければ始まらない。早速訪ねてみよう。

 

2016年09月21日 18時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun