追加利上げ見送り シンガポール市場で円が値上がり

追加利上げ見送り シンガポール市場で円が値上がり
k10010702961_201609221214_201609221215.mp4
22日のシンガポール外国為替市場は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が追加の利上げを見送ったことなどから、ドルを売って円を買う動きが続き、円相場はおよそ1か月ぶりの円高水準となる1ドル=100円台前半まで値上がりしています。
22日のシンガポール外国為替市場は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が追加の利上げを見送ったことや、これに先立って21日、日銀が決めた新たな措置が、さらなる金融緩和策を見込んでいた投資家の期待を下回る内容だったという受け止めから、ニューヨークなどの市場で円高が進んだ流れが続いています。

22日は東京市場が休みですが、シンガポール外国為替市場ではおよそ1か月ぶりの円高水準となる1ドル=100円台前半まで値上がりしています。

市場関係者は「アメリカが利上げを見送ったことで、アジアの投資家は当面の間は金融緩和による投資マネーが新興国に入りやすくなると受け止めている。これがドルを売る動きにつながった結果、円が買われやすくなっている」と話しています。