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噴出止まる、天然記念物に石 道警が捜査 北海道

<右>正常に噴き上げていたときの間欠泉<左>鋼管に石を入れられ、噴出が1メートル未満になった間欠泉=北海道羅臼町湯ノ沢で、同町教育委員会提供

 世界自然遺産で知られる北海道・知床半島の羅臼町にある道指定天然記念物「羅臼の間欠泉」の噴き出し口に石が詰められていたことが分かり、道警中標津署は21日、器物損壊事件として捜査を始めたと発表した。間欠泉は1962年、温泉ボーリング中に噴出したもので、鋼管(直径10.5センチ)の先が噴き出し口になっている。同署の調べでは、口の部分から約1メートル奥に石が1個挟まっており、何者かが故意に石を入れた疑いがある。

 町教委などによると、間欠泉はほぼ55分ごとに約2分間、7〜8メートルの高さまで噴き上がるが、13日午前8時38分には高さが1メートルに達せず、それ以降は間隔も不規則になった。その約3時間前は正常だったといい、石はこの間に入れられたらしい。熱湯が噴き出して危険なため、石の除去は難航している。【本間浩昭】

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