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愛知黄信号突っ込み、無理な車線変更… 「名古屋走り」撲滅を
黄色信号に速度を上げて突っ込み、無理な車線変更するなどの違法走行で知られる「名古屋走り」。地元にはびこるあしき習慣を撲滅しようと、名古屋・瑞穂署は二十一日、名古屋市瑞穂区瑞穂通二の市道や歩道で、啓発キャンペーンを実施した。 名古屋走りは「黄信号は『進め』」「右左折で方向指示器(ウィンカー)を出さない」「横断歩道に待つ歩行者を無視する」といったマナーの悪い運転。他地域から転勤などで名古屋市やその周辺に訪れた人は、迷惑で危険な運転に驚き、恐怖を感じることもあるという。免許を取りたてのころはルールを守るが、いつしかこうした運転に切り替わっていく負の連鎖が続いているとの見方もある。 キャンペーンは、秋の交通安全市民運動に合わせて実施。署員や区職員ら六十人が赤信号で止まった車の運転手らに「ナゴヤバシリ根絶!!」などと書かれたティッシュを配った。 県警幹部は「同乗している子どもも、親の運転をみて、運転とはそういうもの、と思ってしまう」と話す。県警交通事故対策室は「名古屋走りというのが、いつかは、マナーを守った走りの代名詞になってほしい」と願う。 ◆トラック協会も名古屋市港区の運送業者でつくる県トラック協会名古屋第三支部も二十一日、「名古屋走り」の追放を宣言し、「ゆっくり走ろう!」などののぼりを掲げたトラックで区内をパレードした。 名古屋港ガーデンふ頭で開かれた出発式で、支部の北川初博(もとひろ)さん(62)が、「黄色信号で止まります」などと宣言。港署の岸本一也署長は「港区はトラックの保有台数が県内で最も多い。地域、企業、行政が一体となって安全運転への意識を高めたい」とあいさつした。白バイを先頭に計二十一台が区役所までの約四キロを模範走行し、運転マナーの向上を呼び掛けた。 (奥村圭吾) PR情報
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