英語に比べてドイツ語の参考書はとても少ない
英語の参考書は本当にたくさんあって、単語帳一つ取ってみても本当にたくさんの種類があります。
本屋に行けばライティング、リーディングの教材コーナーはとても広く取ってありますし、英語の映画などのリスニング教材の教材になるものもいくらでもあります。
でもドイツ語は本当に少ないです。それがドイツ語を挫折させる大きな原因の一つだと思います。
良い教材も少ないし書店に全然置いていないので選ぶのも本当に大変です。
ここでは基本的に初学習者にむけた参考書を紹介していきます。
初期文法を必ず理解できる”1ヶ月速習ドイツ語”
ドイツ語は文法がとにかくややこしい。
冠詞が3種類あり全部格変化、動詞も活用の種類が多いし、形容詞も活用します。
”英語と似てる”といって選んで後悔した人も多いと思います。単語は共通したものが多いですが文法はずっとずっと複雑な言葉です。
このややこしさに挫折しないためにはわかりやすさと勉強する順序
が非常に大切になってきます。
いきなり活用表を暗記させるような教科書は最悪です。
この参考書は30課程に分かれていて、動詞の活用、名詞の活用、前置詞のことなど
とにかくわかりやすく説明されています
練習問題はかなり少なく確認程度の量で、ほとんどは文法の説明に費やしています。
それも無駄に難しい文法用語を使いすぎることもなくわかりやすい。
初級はやったけどところどころ文法があやふやだ
という人はやってみてもいいかもしれません。
そして初級が終わったらこのiPhoneアプリがおすすめ。
上級までの文法も載っていて練習問題も充実しているので500円なら本を買うよりもいいです。
まずはなにも考えずに1000個単語覚える
話すことに関しては、そこまで高度な文法を初期から詰め込むのはおすすめしません。
スピーキング、リスニング、ライティング、リスニングはすべて均等にバランス良く勉強しなければいけません。
日本語で考えても、いくら文法知っていても単語を知らなければ全く話せません。
まずはとにかく言葉を覚えまくることが必要だと思います。
この本にそんなことが書いてあります。
いつの頃からか日本での外国語教育は文法偏重になり、言語にとってこれほど大切な語彙についての学習はなおざりにされている。
留学先のプラハの学生寮で筆者はたまたま同室していたチェコ人のK君がドイツ語をものにするプロセスを観察する機会に恵まれたが、
絶えずベッドの上であおむけになって単語帳をめくっているばかりで、その他の勉強をしている姿を見たことがない。
机に向かって坐り、辞書を引くと言う日本流と比べてとてもだらしのない勉強法だと思ったが、
あっという間に上達していって唖然としたものである。
絶えず辞書を引かなければならない外国語学習がいかに悲惨なものであるかは、多くの人が痛いほど経験しているところである。
それだから、単語を覚えるという努力を着実に続けられる人は、ひとたびこの困難を乗り越えたときの楽しみを知っているか、それを想像できる人である。
一つの外国語をモノにした人は次の外国語の習得でも成功率が高いことが、その一証拠といえよう。
やみくもに千の単語を覚えることが必要である。
この千語はその言語を学ぶための入門許可証のようなものであり、これを手にすれば助走成功で、離陸が無事に済んだとみなしていい。
もしこの段階で失敗したときは、あきらめた方がいい。
ただ、同じ言語を二度目にもう一度アタックするのは最初のときよりつらいことは、知っておく必要がある。
一度初めて中断した場合は、それまでに学んだ知識は二度目のときに役立たないのみか、かえって妨害になる。
この千語を覚えるのに、辞書を引いて覚えるのはむだである。必要なことは単語を覚えることで、辞書を引くことではない。
この段階では、理屈なしに覚えるだけである。
そのエネルギーとしては、どうしてもその言語をモノにしたいという衝動力を使い、そのエネルギーの燃えつきる前に千語を突破することである。
従って、この千語習得の時間は短くなければならず、そこで十分に時間のとれるときに新しい言語を学び始めるよう計画をセットする必要がある。
もし千語をモノにできれば、その単語の構成がなんとなく分かるようになり、
千五百にするには最初の千語の半分よりはるかに少ないエネルギーで足りるようになる。
そして千五百語覚えさえすれば、もう失速することはない。
ただし、この千語なり千五百語を覚えるというのは確実に覚えることで、なんとなく霧の中にあるような覚え方は意味がない。
確実な五百語は不確実な二千語より、その言語を習得するのに有効である。
ごちゃごちゃ考えず、とりあえず覚えまくるのがいいんです。
実際1000単語もわからなかったらライティングもリーディングもリスニングも何もできないのでかなり無意味です。
クラウンドイツ語1600
ドイツ語の数少ない参考書で一番使えたのはこれでした。
・レベル順になっている
・品詞ごとにわかれている
・CDがついている
・赤シートが付いているから暗記に最適
・簡単な単語だから挫折しにくい
クラウンが終わったら次はこれがいいです。
クラウンのような使いやすさはありませんが、とにかくこの量の単語帳は他にないので必要です。
単語もiPhoneで勉強するのもおすすめです。
これは初級。
そして上級までの単語はこのアプリにたくさんあります。音声つき。
これは慣用句や熟語もたくさん載っていて非常に使いやすい。
ここから自分で単語帳を作る手もあります。
スピーキングを重視した参考書
日本人が一番つまづくのは間違いなくスピーキングです。
それはスピーキングを対して重要視していないこともありますが、発音することが恥ずかしいとかそういうことがあります。
でも発音する練習をしなかったら、どんなに文法と単語を覚えても聞き取れないし話せないので非常にもったいないのです。
自分が発音できない音は聞き取れない
ということもあるので、発音を練習していないと全然聞き取れません。ドイツ語は特に。
逆に言うと、スピーキングを練習すれば同時にリスニングも鍛えられるということです。
でも日本でドイツ人と会話する機会なんてありませんし、ドイツにいてもいきなり知らない人に話しかけられるわけじゃないので難しい。
そしてなにより自信がないと話しかけるのは難しいと思います。
ということで、まずは一人でひたすら音読する練習が必要になります。
その時、正しい発音とスピードでしなければ意味が無いので必ずCDを使います。
それでおすすめなのが
”口を鍛えるドイツ語作文”シリーズです。
この音源の話すスピードは他の教材と比べたらかなり速いです。
でもこれがリアルな速度。普通の教材の話す速度が遅すぎるんです。それで慣れてはいけません。
初級でも中級でも、ネイティヴのスピードで聞くべきだと思います。
そしてそれをモノマネするように練習します。何度も聴いて同じように言えているように練習します。
噛まないで言えるように何度も何度も。
初級者は簡単な文法を、完璧な発音で練習するべきです。
これに慣れるまでは文法だけ先に進んでいっても意味はありません。
初学習者ほど発音することに重点をおいて勉強するべきです。
舌の筋肉を鍛える
ドイツ語と日本語は発音そのものも言葉のリズムも全く異なるため、最初は単純に舌が追いつきません。
とにかく文を発音しまくってスラスラ音読できるようになることが大切です。
そこで大切なのがシャドーイングという練習方法です。
シャドーイングとは
「リピート」は、ある程度の長さのドイツ語を聞いてから、同じ内容を口に出して繰り返す練習方法ですが
「シャドーイング」は、単語を1、2語ほど聞いてすぐに、後から追いかけて口に出すというものです。
シャドーイングでは、聞いたドイツ語になるべくそっくりになるように自分の発音やイントネーションを調整します。「聞きながら発音しながら」というめまぐるい訓練が、同時通訳の基本を作る訳ですね。
最近、シャドーイングは外国語語学習法として知られるようになってきましたが、もともとは同時通訳になるために行われる最初の訓練のひとつです。
同時通訳の訓練と聞くと、「まさか自分には関係ない」と思いがちですが、外国語初心者の方にとっても有効です。
シャドーイングのやり方
Ich muss heute einkaufen
Ich muss heute einkaufen
のように2語ほど聞いてから後から追いかけて発音し、発音しながら次の言葉を聞いていきます。
「話す」と「聞く」を同時にすることは日本語でやっても少し難しいですが、これができるようになると会話力は飛躍的にあがります。
この練習によって会話の瞬発力を鍛えることができます。
発音の重要性
簡単で短い文をどれだけ発音良くスラスラいえるかです。
初対面で相手の語学の実力を見る時は相手がどれだけの文法や語彙が頭に入っているかよりも、言ってることを理解できるか。発音がいいか。
というところです。
「会話で流暢に話せるようになるには現地で生活してなれていかないとダメだ」
なんて言いますが嘘です。
日本にいてもいくらでも教材はありますしいくらでも発音を良くできます。
ただそれを重要と思うかです。
会話する相手がいればもちろん手っ取り早いですが、一人でずっとぶつぶつ話していてもかなり上達することはできます。
そういう訓練をたくさん積んでからドイツに来たら、目覚しいスピードで成長するでしょう。
;引用元 ドイツ語の上達法!
ドイツ語でジブリを見る
今はインターネットでいくらでもドイツ語を聞くことができます。
そこでおすすめなのはストーリーをわかっている日本のアニメや映画を見ることです。
Amazonでも買うことができます。
魔女の宅急便は日常で使うフレーズが非常に多く、専門用語が少ないのでおすすめです。
ひたすらこれ見てました。笑
そして無料のYoutubeチャンネル
シックス・デイや盲導犬クイールなどもあります。
そしてヨーロッパで人気の高いデスノート。
これはまじで何百回もみたし音楽代わりに聴いてました。
心臓発作とか死因とかそういう言葉たくさん覚えました。
あとはクレヨンしんちゃん。
こういうのを見れば、普段どれほど速く話しているのかがわかると思います。笑
おすすめはiPhone辞書アクセス独和・和独辞書
辞書は基本的にふとした時に調べることが多いので、電子辞書を買うよりもアプリがおすすめです。
その中でも、独和と和独がセットになっているアクセス独和・和独辞書がいいです。
電子辞書よりは全然安いしおすすめ!
例も多いしクラウンの独和よりも載っている数が多いです。もちろん音声つき。
ドイツ語むずかしー
僕も去年B2はとったもののまだまだなので常に努力が必要です。
ドイツ語学習者のみなさん一緒にがんばりましょう!
少しでも参考になればうれしいです。