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牛たち垂直避難で無事
宮崎県延岡市北川町の畜産農家では、まわりが水につかる中、浸水に備えて建設した牛舎2階の避難スペースに牛をすべて移動させ、難を逃れていたことがわかりました。
親牛と子牛あわせて12頭を飼育している延岡市北川町の畜産農家、早田俊充(73)さんはきのう(20日)午前5時ごろ牛舎の1階部分が水につかり始めたため、牛たちを移動させることを決めました。
移動先は平屋建ての牛舎のすぐ隣に建てられた鉄骨2階建ての牛舎の2階部分にある避難スペースで、移動用のスロープも取り付けています。
早田さんは大雨による浸水のたびに牛たちを近くの高台まで避難させていましたが、少しでも早く移動できるようにと、10年ほど前におよそ150万円をかけて建設しました。
きのうは、大雨の中、家族2人に手伝ってもらいながら午前5時ごろから移動を始め、最後の牛の移動では早田さん自身も胸のあたりまで水につかりながら作業をしたということです。
およそ1時間半かけて、移動が完了した時にはまわりの水の高さは1.5メートルほどに達し、水がひくまでスロープで過ごしました。
早田さんは「きのうは午前3時ごろから雨や風が強くなり、午前5時ごろから急に水かさが増しました。もう少し早く対応しても良かったかもしれません。自分たちや牛が無事でよかったです」と話していました。
09月21日 22時09分