9月19日までに興行収入が91億円に達した映画『君の名は。』。一般的な映画は週をまたぐごとに8掛けで興行収入が減っていくのですが、『君の名は。』は公開4週目の直近週が最高実績となっており、勢いはとどまることを知りません。
→君の名は。:興収91億円、観客動員698万人! ジブリ以外で初の100億超えも射程内に
興行収入は150億円を超えるのがほぼ確実で、155億円の『崖の上のポニョ』を抜き、200億円弱の『ハウルの動く城』『もののけ姫』に届くかどうかというところでしょうか。少なくとも5年に1作レベルの歴史的な作品になると言えるでしょう。
新海誠監督が大学時代から働いていた日本ファルコム(東証マザーズ上場)の“年間”売上と、『君の名は。』の“週間”興行収入を比較したグラフを冗談で作ってみたのですが、時間軸の違いにも関わらず、競っているのがスゴイところです。
そんな『君の名は。』の舞台は東京(立花瀧)と岐阜(宮水三葉)。せっかく東京に住んでいるので、聖地巡礼に行ってみることにしました。
行ったのは主人公の1人、瀧くんのアルバイト先であるイタリア料理店。モデルとなっているのは新宿御苑のイタリアンレストラン「カフェ ラ・ボエム」です。
ドレスコードがあったり、18時以降の20歳以下の入店を禁止したりするなど、やや格式が高い感じ。学校帰りにバイトしている瀧くんは未成年なような気もしますが、ひとまず忘れておくことにしましょう。
入り口でミネラルウオーターにガスを入れるのかを聞かれたので、ガス入り(炭酸水)をオーダー。都内でもランチタイムに炭酸水を出す店は珍しいですね。
ランチはパスタがメイン。せっかくなので、おすすめパスタをAセット(サラダ、ッパン、スープ、ドリンクつき)で注文。単品で頼めば、ランチとしては手ごろな価格帯と言えるでしょうか。
セットだと結構ボリュームがあります。
店内のインテリアは映画の通りで驚き。1階と2階合わせて99席ということですが、映画で見た時よりは小さく感じました。店員さんの服装は映画と異なり、奥寺ミキ先輩のような黒い蝶ネクタイをつけていなかったのですが、それは制服に夏用や冬用など、いくつかの種類があるからとのこと。
場所柄、お客さんは周辺で働くビジネスパーソンがほとんどで、女性がやや多め。瀧くんよりやや年長のイケメン店員さんに聞くと、映画公開以来、お客さんが増えていて、土日は混み合うそうです。
新宿バルト9から600メートルほどの距離なので、映画を見てから食事するというデートもアリかも。
ちなみに「カフェ ラ・ボエム」を運営する東証2部のグローバルダイニングは、為替変動の影響で先日、業績の下方修正を発表しています。
聖地巡礼のお客さんをうまく取り込んで、業績回復につなげられればいいですね。