"The Real Jeremy Brett—Alive and Well in 'Exquisite Poverty'"
Interview by Kenneth Passingham
TV Times, February 24-March 2, 1973
タイトルの中の "The Real Jeremy Brett"という表現は、お人形じゃない方のジェレミーは、という意味です。このインタビューではいろいろと面白いことを話していて、今までもこのブログで何回かふれていました。
・Annaのこと;1973年のインタビューから
・お金のこと; 1973年のTV Timesのインタビューより
・両親のこと(その1); 1973年のTV Timesのインタビューより
・両親のこと(その2); 1973年のTV Timesのインタビューより
・父のこと; 1973年のTV Timesのインタビューより
この1973年のインタビュー記事で使われた写真は、brettish.comでみることができます。
・"A Dedicated Follower of Fashion..."
このページの上から4枚目、向かって左です。この人形、似てますか?うーん。
その一つ上の写真、これは雑誌Vogueの1971年の記事からで、ジェレミーの両側がどちらもジェレミーの「クローン」、つまり人形だそうです。うーん。
ちなみに前回ご紹介した、現在マネキン人形製作中という新聞記事の日付は1970年11月16日、Vogueの記事は1971年4月号、TV Timesのインタビューは1973年2-3月号ですから、複数回、少なくとも二回はモデルになったのかもしれませんね。1970年後半、そして1972年頃。二枚の写真のお人形は互いに印象が違いますし。
さて、TV Timesのインタビューからの引用です。
いまや無数の「ジェレミー・ブレット」が英国とアメリカにいる。
「元々のきっかけは、ガールフレンドがキングス・ロードにブティックを持っていて、6ヶ月待たないとショーウィンドウを飾るマネキンが入らないっていうことだったんです。それで車に飛び乗って、(マネキン人形作家の)Adel Rootstein のところに行きました。そしたら人形をすぐに準備すると言ってくれました。僕の顔かたちを次の年の男性マネキン製品で使っていいと言えば、ね。」
There are now thousands of Jeremy Bretts throughout Britain and America.
"I did it originally because a girlfriend with a boutique in the King's Road was told she'd have to wait six months for a dummy to dress her window. I jumped into a car and went to see Adel Rootstein. She offered me a dummy [...] immediately, provided that I would agree to be part of her male line in models the next year."
すぐに車に飛び乗って行っちゃうジェレミーが想像できます。
RM
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コメント
車に飛び乗って・・
ほんと、かわいらしいですね。
>ほほえましいですね。
ジェレミーにとって、ひとのために何かしてあげられるということが、特にうれしいことだったように感じます。
>子供みたいに素直
本当にそうですね!
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車に飛び乗っちゃうジェレミー。
ほほえましいですね。
かわいらしい感じです。
思いついたらすぐに行動してマネキンを作ってくれるよう
に頼むところは子供みたいに素直なジェレミーの姿をさうざぅします。