連続テレビ小説 とと姉ちゃん(146)「常子、大きな家を建てる」 2016.09.20


(常子)かか?
(君子)平気平気…。
(水田)少し横になりましょう。
大昭君布団を。
たまきごめんお水取ってきて。
君子の体はがんに侵されていました
お医者様は何の心配もないっておっしゃってました。
これからきちんと治療すればきっと治るだろうって。
そう…。
だったら退院したいわ。
分かりました。
お医者様に聞いておきますね。
お願いね。
はい。
(ラジオ)「昨夜東京オリンピック注目の女子バレーボール決勝戦が行われ『東洋の魔女』が3対0でソビエトを破り金メダルを獲得しました。
日本女子としては実に28年ぶりの…」。
・行ってきます。
・行ってきます。
・行ってらっしゃい。
・行ってらっしゃい。
行ってらっしゃい…。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」
(せき)
(真由美)たまきちゃん大丈夫?
(たまき)うん。
ちょっと風邪っぽくて。
(せき)たまき。
(たまき)おばあ様寝てなきゃ。
いいのよ。
それよりあなた風邪ひいたって…。
平気ですよ。
大した事なさそうですし。
どこが平気なの。
熱があるじゃない。
鞠子!大丈夫ですってこのくらい。
ほら私がやるから休んでなさい。
(鞠子)準備できた?かかどうしました?たまきが熱があるみたいなのよ。
えっ。
部屋で休ませた方がいいわ。
そうします。
たまき。
はい。
(ラジオ)・「明日がある明日がある」・「明日があるさ」私髪やってもらうの好き。
(君子)アハハ。
そう?何だか小さい頃の美子を思い出すわ。
お母さんの?うん。
美子もね同じ髪形だったのよ。
毎日欠かさずやってたの。
さあできた。
ありがとう。
こちらこそありがとう。
え〜っと…。
氷枕用意しなくちゃね。
ええ私が。
鞠子は子どもたち送っていきなさい。
けどかかだって…。
心配ないわ。
今日は調子がいいの。
すみません。
お願いします。
潤真由美行きましょう。
(2人)はい。
行ってらっしゃい。
(3人)行ってきます。
ごめんなさい。
おばあ様もご病気なのに。
今日はおばあ様よりあなたの方が重病人よ。
そういえば昔鞠子も体調を崩した事があったわね…。
あれは確か戦時中の大変な時だったわ。
お母さんが?あなたは常子に似ているところがあるけどやっぱり鞠子似ね。
お母さんに似てますか?ええ。
勉強を始めたら止まらないでしょう。
決めた事をやり抜こうとするところも似ているしちょっと頑固なところもそっくり。
フフフフ。
そうなんだ。
昔ね母が私が具合が悪い時にこうして優しく手を当ててくれたの。
少〜し心も体も楽になるような気がしない?うん…。
(美子)あら風邪ひいたの。
ええ。
(水田)何で早く言わないの。
たまき!今寝てますから!それでもう大丈夫なの?うん。
もう熱は下がったから。
そうよかった。
でも子どもたちの面倒も見ながらで大変だったでしょう。
ううん。
かかがいろいろ手伝ってくれるから。
えっ?かかが?
(潤)お帰りなさい。
ただいま。
ただいま。
お帰り。
かか。
寝てなくていいんですか?たまきのごはんを作りたくなっちゃったの。
これどうかしら?
(南)きれいですね。
(真由美)すご〜い!見た目も楽しい方がいいと思って。
(南)きっと喜びますよ。
(君子)まあ。
じゃあもっと切るわね。
(南)お願いします。
回想母の病状はそんなによくないんですか?最善は尽くしますが…。
母はもう長くないという事ですか。
私も手伝います。
たまき。
具合はどう?食べられそう?うん。
わぁ…きれい。
おばあ様お手製よ。
おいしい。
こう?そうよ。
角と角をしっかり合わせて。
そうそう。
あ〜いいわね。
あっみんなありがとう。
さあごはんにしましょう。
そうね。
は〜い。
ほら潤も!もうちょっと。
(水田)後にしなさい。
は〜い。
あれ?ゴミはちゃんと捨てるんじゃなかったっけ?
(潤)分かったよ…。
潤。
これおばあ様に頂戴。
いいよ。
ありがとう。
ありがとう。
では頂きます。
(一同)頂きます。
たまき大丈夫そうでしたね。
ああそうね。
よかったわ。
ありがとう。

(君子の鼻歌)どうかした?いえ…。
昔からかかが鼻歌を歌う時は悲しげな時が多かったので。
あらそうだったかしら私…。
あ…知らず知らずのうちに心配かけてたのね。
ごめんなさい。
いえいえ。
でもこれは違うの。
うれしい時の鼻歌。
(2人)フフフフフ。
うれしくてね…懐かしくなったの。
髪をといてあげて料理をしてみんなでにぎやかに笑い合って。
あと何回みんなでごはんを食べられるのかしら。
もう…。
かか何をおっしゃってるんですか。
そんなの数えだしたら切りがありませんよ。
そうね。
今日はぐっすり眠れそうよ。
おやすみ。
おやすみなさい。
(2人)フフフ。

(鼻歌「明日があるさ」)
君子の病状は悪くなる一方でこのころには一日の大半を床で過ごすようになっておりました
(ラジオ)・「つたの絡まるチャペルで」・「祈りを捧げた日」・ただいま帰りました。
・ただいま帰りました。
え〜早いわね…。
は〜い!お帰りなさい!花山さん!
(花山)やあしばらく。
(子どもたち)こんにちは!
(花山)こ〜んにちは〜。
かかのお見舞いに来て下さったの。
そうでしたか。
お忙しいのにありがとうございます。
さあどうぞどうぞ。
ああ。
2016/09/20(火) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(146)「常子、大きな家を建てる」[解][字][デ][再]

君子(木村多江)の病状が重いと告げられた常子(高畑充希)たち。君子は自宅療養したいと漏らす。ある日、たまき(蒔田亜珠)が発熱し、君子が看病することになるが…。

詳細情報
番組内容
常子(高畑充希)たちは、君子(木村多江)の病状が思わしくないと医者から告げられる。気丈に振る舞う常子たちを見て君子は自宅療養したいと漏らす。にぎやかしい孫たちに囲まれていつもと変わらない毎日を過ごす君子。そんなある日、中学生になったたまき(蒔田亜珠)が熱を出す。手が回らない鞠子(相楽樹)に代わり君子がたまきの看病をすることに。頬に手を当て母・滝子の思い出を語る君子。そのまなざしは幸せに満ちていた…
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,相楽樹,杉咲花,上杉柊平,阿部純子,伊藤淳史,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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