9月5日〜9月10日
「常子、仕事と家庭の両立に悩む」 |
9月12日〜9月17日
「常子、小さな幸せを大事にする」 |
9月19日〜9月24日
「常子、大きな家を建てる」 |
9月26日〜10月1日
「花山、常子に礼を言う」 |
| 常子は星野たちと動物園に行く約束をするが、その前日、とあるトラブルで誌面を全て作り直すこととなり、動物園へは行けないことを伝えると、星野の娘に「嘘つき」と言われてしまう。夜を徹して雑誌の誌面を作る常子たちのもとに、新聞記者の国実が訪れ「あなたの暮し出版」の商品試験が閉鎖的で公平性がないのではと難癖をつけてくる。一方、星野には転勤の内示が出ていたが、常子には伝えられずにいた。そんなある日、息子の大樹が学校でいじめられていることを知り、星野はある決断をする。 |
常子たちが洗濯機の商品試験を始めて半年が経った頃、国実の新聞社から「データを偽装している」という旨の記事が出る。自分たちのやり方を貫くだけだと堂々と振る舞う常子だが、世間ではその真相について騒ぎ始めていた。この騒ぎをあおるように、国実は公の場所で自分たちの試験結果の真偽を公表すべきと主張。挑発には乗らないという花山だが、常子は読者の励ましの声に応えるため、公開試験に同意することを決める。自分たちの公正さを証明する常子たちの戦いが始まろうとしていた…。 |
昭和３９年。常子は大きな家を建て、鞠子や美子の家族と９人で同居していた。『あなたの暮し』も順調に部数を増やし、常子にしか書けない新企画を作ろうとしていた折、君子が突然倒れる。医者からは残酷な病名を告げられ、常子たちは動揺を隠せない。しかし君子は自宅療養を求め、いつもと変わらない日常を過ごそうと努めていた。そんな中、花山が見舞いにやって来る。娘達を立派に育ててくださってと感謝する君子に、花山は常子にとってこれが良い道だったのかと考えてしまうと吐露する。 |
常子は働く女性に役立つように『あなたの暮し』の内容と職場の環境も変えていくと宣言。働き方が多様化する今の時代にあうと花山は満足気だ。そんなある日、花山が広島からの取材の帰りに倒れたという連絡が入る。聞くと、後世に記録を残すため市井の人々に戦争中の暮らしの様子を取材して回っていたのだという。体調不良を押してなお取材を続けようとする花山を妻・三枝子は止めようと必死。しかし生涯編集者でありたいと願う花山の気持ちが痛いほど分かる常子は、ある提案をすることに…。 |